[P9-3] Charcot-Marie-Tooth病におけるThresholding法を用いた筋エコー輝度評価
【目的】CMT1Aにおいてauto thresholding法を用いた定量的筋超音波輝度解析で筋輝度上昇を捉える事が可能か検証する。【方法】CMT1A患者6名と健常対照6名の右短母指外転筋(TA)、第一背側骨間筋(FDI)、上腕二頭筋(BB)、外側広筋(VL)、前脛骨筋(TA)、腓腹筋(GC)の合計72筋に対し徒手筋力検査(MMT)、筋超音波検査を実施した。従来のgrey-scale analysisと、16通りのauto thresholding法を用い、筋輝度を評価した。【結果】CMT1A群では健常群に比してAPB、FDI、TAで有意なMMT低下を認め、それらの筋全てにおいて、筋輝度の有意差を検出できた方法はgrey-scale analysis(69.1 vs 39.4、69.5 vs 40.6、87.6 vs 66.1)、Renyi Entorpy法(28.5 vs 7.3、17.2 vs 5.2、16.9 vs 7.4)、Max Entropy法(25.0 vs 6.2、15.6 vs 4.8、16.5 vs 7.2)であった。(p<0.05)【結論】Thresholding法による筋輝度評価でも異常検出は可能であり、今後その優越性を明らかにすべきである。