第97回日本産業衛生学会

セッション情報

地域交流集会

地域交流集会 対話と共創で築く、医療現場の働き方改革シンポジウム

2024年5月24日(金) 13:40 〜 15:40 第3会場 (広島国際会議場 B2F ダリア1)

座長: 武林 亨(慶応大学医学部衛生学公衆衛生学), 鎗田 圭一郎(鎗田労働衛生コンサルタント事務所)

産業衛生は、多様な現場で働く人々の健康を通じて社会の健全な発展に貢献するために、すべての働く人を対象とする実践活動を推進するものであり、日本産業衛生学会では、変化する現場の産業衛生課題を共有し、地域とともに考える場として、毎年の学会開催時に、地域交流集会を開催してきた。第97回となる本学会では、企画運営会議で検討の結果、2024年4月に新制度が施行される『医師の働き方改革』をテーマとし、その目的や地域のグッドプラクティスについて、シンポジウム形式で開催する。|まず、本件を所管する厚生労働省医政局医事課の大髙俊一氏より、医師の働き方改革の概要とこの施策によって期待されることについてお話しいただく。次いで、基幹病院として地域医療を支える存在である県立広島病院の板本敏行院長より、同病院における働き方改革について、具体的な取り組み事例とともに将来への課題について、病院長の立場でお話しいただく。これを受けて、産業医科大学産業医実務研修センターの川波センター長には、産業保健全体を俯瞰する立場から、石巻赤十字病院の荒川梨津子先生には、同病院の産業医として実際に面接指導を実施する立場から、それぞれご報告いただく。|その後、広島県医師会の松村誠会長の指定発言、さらにフロアからのご質問も交え、医師の健康確保、働き続けることのできる環境の整備を通して、国民に対して提供される医療の質・安全を確保し、持続可能な医療提供体制を維持していくための方策の実際と現場の課題について考える。||