深井 航太1 (1.東海大学医学部 基盤診療学系 衛生学公衆衛生学)
セッション情報
シンポジウム
シンポジウム 16 学術委員会シンポジウム:2040年に向けたリサーチマップ作り
2024年5月24日(金) 13:40 〜 15:40 第9会場 (中国新聞社 7F ホール)
座長: 和田 耕治(国立研究開発法人 国立国際医療研究センター), 津野 香奈美(神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科)
2040年に向けた人口構造の大きな変化に応じて、医療のあり方も、そして、産業保健のあり方も大きく変わってくる。学術委員会では、活動の一環として、2040年に向けた産業保健の質を高めることを目的とした研究のあり方について検討を行っている。| 昨年行われた前回のシンポジウムにおいては、特に労働者人口の構造の変化から法的に求められている産業保健のあり方や、AIを活用したシナリオ分析などが紹介された。また、欧州などでも2040年に向けた産業保健の検討が行われていることが紹介された。今後も、こうしたテーマにおいてシンポジウムとして開催し、より多くの人を交えた継続して議論を行うことが求められた。| 本シンポジウムでは、2040年を一つの時間的フレームの例として考えつつ、産業保健がどのような価値を社会に示していけるのかを講演者の視点から話題提供をいただく。そして、できるだけ、自分事として、参加者からも多くの意見をいただきつつ、皆で考える場としての議論や発言の時間も確保している。フロアからの「すでにこういう取組をしている」という事例紹介などの発言は大歓迎である。| 医師不足、看護師不足が叫ばれるなか、産業保健における人材の確保も重要な課題である。成果のあがる魅力的な産業保健活動であることが新たに関与をする人材の確保にもつながる。また、産業保健に関する業務の負荷も過大となっており、新しい活動を始めるにしても業務にかける時間と労力のメリハリも考えなければならない。中には、法的にもやめていくべき産業保健活動や事務作業もあるだろう。| 制度設計にも、制度を変えるにも当然ながら時間がかかるが、2040年にむけて産業保健活動を自信を持って提供したいという思いで企画された。
杉本 九実1,2 (1.帝京大学大学院公衆衛生学研究科、2.帝京大学産業環境保健学センター)
北原 加奈子1 (1.広島県)
川島 恵美1 (1.滋賀医科大学NCD疫学センター)