第51回日本小児循環器学会総会・学術集会

講演情報

シンポジウム(多領域専門職部門)

シンポジウム2(多領域専門職部門)
先天性心疾患をもち地域に帰る子どもへの多職種支援

2015年7月17日(金) 16:10 〜 17:40 第7会場 (1F シリウス)

座長:
水野 芳子 (千葉県循環器病センター)
山崎 康祥 (藍野大学医療保健学部 臨床工学科)

II-TRS2-01~II-TRS2-05

[II-TRS2-05] RST(Respiration Support Team)における在宅移行に向けた看護師の支援

松村 京子 (大阪市立総合医療センター)

年々、在宅への人工呼吸器使用患者が増えていく中、知識と実践の両面から呼吸器ケアのレベルアップが求められているが、なかなか実践面においては問題が多い状況であるといえる。いかに患者の多様なニーズにあったケアが行えるか、小児の在宅移行における支援については様々な職種の連携が非常に重要となってくる。今回RST(Respiration Support Team:呼吸サポートチーム)における当院の活動ならびにRST看護師がかかわる在宅移行について報告する。当院は1063床を有する病院であり、小児科病床数は17の診療科で199床、複数の診療科が共同し治療を行い、様々な職種のメンバーが集まりチーム医療を行っている。RSTは、医師、看護師(集中ケア認定看護師、小児救急看護認定看護師)、臨床工学士でコアメンバーを構成、呼吸器使用病棟ならびに小児病棟からリンクナースを集結させ、理学療法士とともに活動を行い、個々の専門性を生かし、週1回のラウンド活動と相談業務を行っている。小児心臓血管外科においては、平成26年度の手術件数は206件であり、そのうち心疾患をもつ子どもに対してRSTが介入した症例数は17例である。(RST介入総患者数は75例、そのうち小児20例、ラウンド回数は合計200回、うち小児89回)。介入は主にICU退室から退院または、呼吸器離脱/在宅人工呼吸器使用までの対応を行っている。また外出から外泊終了後もラウンドを行い呼吸器の使用状況からみえてくる問題点などを明らかにし、段階的に吸引やBVMの使用方法、呼吸ケアに対して個別指導を行い、その家族のニードにあった方法を考えている。ただ関わる、情報共有をするだけではなく、「何が必要なのか」を考え、RSTとしてサポートするよう心掛けている。チームから各専門性を生かし活動、連携を行っている状況である。