The 52st Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

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一般口演

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一般口演1-07(I-OR107)
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Wed. Jul 6, 2016 11:05 AM - 11:55 AM 第E会場 (シンシア ノース)

座長:
富松 宏文(東京女子医科大学心臓病センター 循環器小児科)

I-OR107-01~I-OR107-05

11:05 AM - 11:55 AM

[I-OR107-02] カテコラミン負荷3D心エコーを用いた総肺静脈還流異常症術後の左房機能評価

島袋 篤哉1, 瀧聞 浄宏1, 武井 黄太1, 田澤 星一1, 仁田 学1, 百木 恒太1, 内海 雅史1, 蝦名 冴2, 齊川 祐子2, 安河内 聰1,2 (1.長野県立こども病院 循環器小児科, 2.長野県立こども病院 エコーセンター)

Keywords:TAPVC、左房機能、3D心エコー

【背景】3D心エコーを用いた左房機能評価の有用性は多く報告されている。【目的】TAPVC術後患者におけるカテコラミン負荷時の左房機能について3D心エコーを用いて検討すること。【対象】肺静脈狭窄のないTAPVC術後12例(男児9例、年齢9ヶ月~14歳;中央値6.8歳)。【方法】心臓カテーテル検査中にイソプロテレノール(ISP)負荷を行い、前後で左房圧、心拍出量CI(熱希釈法)を測定し、同時に左房3D Volume data(Philips社IE33)、左室流入波形、僧帽弁移動速度(組織ドプラ)を記録。QLABを用いて体表面積補正した最大・最小左房容積(max・min LAV Index)、左房の伸展率であるLA distensivility:LAD%を求め、負荷前後で各種パラメーターと比較検討。【結果】ISP負荷で、HR(93±21,148±12bpm), CI(6.3±1.1,13.4±3.3l/ ml/m2)は上昇、LAp(7.8±1.1, 7.7±2.1mmHg)は不変。maxLAVIに変化なく(14.8±2.5, 14.2±3.2ml/m2)、minLAVIが小さくなり(7.9±1.9, 6.1±1.6 ml/m2)、LADは上昇(89±23,137±31%) (p<0.001)。E波(91±15,109±22cm/s)A波(48±13,81±18cm/s)は共に上昇。負荷前のLADはLApと有意な負の相関の関係にあり(r=-0.71,p<0.05)、負荷前後では、LADの変化率とCIの変化率(r=0.80,p<0.005)、A波の上昇率とCIの変化率(r=0.83,p<0.001)に強い有意相関があった。また、年齢が高いほどLADの上昇率は低い傾向にあった。【結語】TAPVC術後患者のカテコラミン負荷時の心拍出量増加には左房の伸展性と心房収縮の増加が大きく寄与している。さらにカテコラミン負荷の影響は加齢に伴い低下する可能性がある。