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[P68-01] 小児循環器専門医制度修練施設・施設群の年次報告―過去4年間のまとめ
キーワード:小児循環器専門医制度、修練施設、年次報告
【目的】2012年からの修練施設(施設)・修練施設群(群)・群内修練施設(群内施設)の年次データから今後の制度設計における課題を検討すること。【対象と方法】2012-2015年の年次報告から2011-2014年おける施設状況・診療実績を解析した。【結果】1.回答率4年間の回答率は施設で42/44, 46/47, 44/44, 43/43(いずれも回答数/施設数)、群で35/38, 34/38, 34/34, 30/35,群内施設で81/97, 85/94, 89/89, 81/88であった。2.施設状況4年間の専門医数は施設で3, 3, 3, 2(いずれも中央値)、群と群内施設では全期間でそれぞれ5, 2であった。修練医数は施設で3, 4, 3, 4、群では4, 4, 6, 6、群内施設では全期間で2であった。3.診療実績4年間の小児循環器疾患の入院数は施設で242, 270, 235, 233、群では252, 233, 348, 423、群内施設では85, 95, 55, 90、心エコー件数は施設で2029, 2165, 2154, 2366、群では2992, 3246, 4186, 4254、群内施設では1250, 1245, 1360, 1638、運動負荷試験件数は施設で51, 46, 48, 50、群では55, 57, 60, 65、群内施設では18, 24, 23, 22、ホルター心電図件数は施設で124, 146, 145, 143、群では177, 193, 213, 245、群内施設では59, 77, 74, 93、心臓カテーテル件数は施設で127, 146, 131, 123、群では102, 105, 142, 169、群内施設では31, 22, 45, 54であった。4.単年度の臨床実績欠格施設4年間に単年度の診療実績が認定基準に達していないのは施設5, 4, 2, 3、群11, 12, 2, 1、群内施設0, 9, 1, 0で、基準に達していない指標は、施設では年間の入院数and/or心臓カテーテル件数、群では群内施設合同の症例検討会または学術講演会等の回数、であった。群の欠格数は減少傾向にあるが、施設には連続して基準に達していない所も認められた。【考察と結論】施設・群・群内施設の実績は安定して推移しているが、認定基準を満たすことが困難な施設に対しては何らかの対応が必要と考えられた。