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[I-P04-01] Amplatzer device 留置後6年4ヶ月で心房壁に潰瘍を形成しdevice 除去を要した1例
Keywords:ASO, device 除去, 心タンポナーデ
症例は、14才の女児。2010年7月、ASDの診断に対してAmplatzer device 18mを留置され、2016年11月、胸痛を主訴に近医を受診し心タンポナーデと診断され当院へ搬送後、準緊急でdevice除去を行った。術前、当院にて施行したエコーでは左房と右房disk間に血流を認めた。手術は、体外循環、心停止下にdevice除去を行った。右房壁の一部にerosionを認めそこが出血源と予測され、同部を修復閉鎖した。心房中隔に留置されたdeviceはaortic rimから遊離しており、癒着組織で固定されたdeviceは除去しASDを自己心膜で補填、閉鎖した。術後経過は良好であった。Device留置後6年4ヶ月で除去を要する症例は稀で、本症例はdevice留置後の経過観察上有用な教訓となる。