The 53rd Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

Presentation information

Poster

カテーテル治療

Poster (I-P04)

Fri. Jul 7, 2017 6:00 PM - 7:00 PM Poster Presentation Area (Exhibition and Event Hall)

Chair:Masataka Kitano(Department of Pediatric Cardiology, National Cerebral and Cardiovascular Center)

6:00 PM - 7:00 PM

[I-P04-01] Amplatzer device 留置後6年4ヶ月で心房壁に潰瘍を形成しdevice 除去を要した1例

上松 耕太1, 岡村 達1, 瀧口 洋司1, 安河内 聡2, 瀧聞 浄宏2, 武井 黄太2, 内海 雅史2, 浮網 聖実2, 中村 太地2, 川村 順平2, 原田 順和1,2 (1.長野県立こども病院 心臓血管外科, 2.長野県立こども病院 循環器科)

Keywords:ASO, device 除去, 心タンポナーデ

症例は、14才の女児。2010年7月、ASDの診断に対してAmplatzer device 18mを留置され、2016年11月、胸痛を主訴に近医を受診し心タンポナーデと診断され当院へ搬送後、準緊急でdevice除去を行った。術前、当院にて施行したエコーでは左房と右房disk間に血流を認めた。手術は、体外循環、心停止下にdevice除去を行った。右房壁の一部にerosionを認めそこが出血源と予測され、同部を修復閉鎖した。心房中隔に留置されたdeviceはaortic rimから遊離しており、癒着組織で固定されたdeviceは除去しASDを自己心膜で補填、閉鎖した。術後経過は良好であった。Device留置後6年4ヶ月で除去を要する症例は稀で、本症例はdevice留置後の経過観察上有用な教訓となる。