The 53rd Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

Presentation information

Poster(multiple job category)

家族支援・ケア実践

Poster(multiple job category)2 (II-TRP2)

Sat. Jul 8, 2017 6:15 PM - 6:40 PM Poster Presentation Area (Exhibition and Event Hall)

Chair:Atsuko Morisada(Kurashiki Central Hospital)

6:15 PM - 6:40 PM

[II-TRP2-02] 先天性心疾患児をもつ外国人家族のニーズ ~A病院PICUの外国人家族に対する支援策を見出すための現状把握~

金子 友加里1, 樋口 沙織1, 福島 富美子1, 笹原 聡豊2, 下山 伸哉3, 宮本 隆司2, 小林 富男3 (1.群馬県立小児医療センター 看護部, 2.群馬県立小児医療センター 心臓血管外科, 3.群馬県立小児医療センター 循環器内科)

Keywords:PICU, 先天性心疾患, 外国人家族

【背景】A病院PICUには先天性心疾患(CHD)や心臓外科手術後の重症患者が入院している。入院患者には外国人もいるが、日本人でも理解するのが困難な病状・術式や各種説明が正しく伝わったか、入院中に困惑させた事はなかったかを改めて調査していない。そこで入院中の外国人家族のニーズについて現状把握が必要と考えた。【目的】CHD患児をもつ外国人家族のニーズを明らかにし、入院中に必要な支援策を見出す。【方法】日本語で日常会話が可能な外国人家族(フィリピン・中国・ブラジル)に半構造化面接を実施、そのデータから類似しているニーズをカテゴリー化し内容分析した。【倫理的配慮】対象者に個人情報の守秘など口頭・書面で説明し同意を得ると共に、院内の倫理委員会の承認を得て行った。【結果】回答から、収入格差によらない医療、医師による患者の病状・手術説明、看護師による入院・病棟案内、プライバシーへの配慮、家族の要望、病院の設備・体制、の6カテゴリーが抽出された。【考察】対象者の母国では、受けられる医療が収入により左右されていたが、日本では保健医療制度で全患者が治療を受けられるため医療に対する要望は満たされていた。医療者からの説明では「図・絵・模型を用いた視覚的資料」が有効であったが、「日本語の説明文の理解に時間がかかった」との記述から、文面での説明を分かりやすくする必要がある。また「宿泊棟や小児集中治療室があること」で病院設備への満足は得られたが、「プライバシーに配慮して欲しい」や「処置中も側にいたい」「説明を受ける時同胞をみて欲しい」という家族の要望も明らかになった。これらは、外国人家族だけでなく入院中の全家族に共通するニーズであり、病院全体として取り組む必要がある。【結論】日本語での説明は視覚的資料を用いることが有効だった。また調査で得られたニーズは、外国人家族だけではなく入院中の全家族に共通するニーズだった。