[P18-2] 経皮的心房中隔閉鎖術前後における三尖弁輪の3D形態変化ー3Dエコー法による評価
Keywords:三尖弁輪, 3Dエコー, ASD
【目的】3Dエコーを用いて、心房中隔欠損(2次孔型)に対するDevice closure前後での三尖弁 の3D形態変化について検討すること。
【対象】対象は9例(弁尖の解析は6例)。年齢中央値7才、体重22.5kg。平均肺体血流比(Qp/Qs)は1.7で、ASDの最 大欠損口のサイズは平均11.3mm、使用した閉鎖栓のサイズは平均13.8mm、閉鎖栓/欠損口 は平均1.22であった。
【方法】使用装置は、iE33/EPIQ(PhillipsMS)とX5-1とX7-2probe。閉鎖前と閉鎖術後6カ月で3Dエ コー法により心尖部四腔断面像から左室の3D full volume dataを4または6心拍で取り込み保存。解 析はTom-TecのMV assessment 2.3を用いて三尖弁輪の3D計測を行った。またQLAB(Software version10.7)を用いて三弁尖の面積の計測を行った。計測項目は、前後 径(AP)、側方径(AL)、Sphericity index(AP/AL)、3Dによる弁輪周囲長(AC)、弁輪面積(AA)。前尖(A)・後尖(P)・中隔尖(S)の面積率。
【結果】Device closure前後で、収縮末期の時相において、APは-8.3±6.9%・ALは-8.4%±7.2・SIは0.2±5.4%・ACは-6.5±7.1%・AAは-15.3±10.9%であった。三尖弁の面積率は、術前はA:P:S=0.47:0.30:0.23 術後はA:P:S=0.42:0.29:0.29となった。
【考察・結語】以前の検討で、経皮的心房中隔欠損閉鎖術後、僧帽弁通過血流の増加にともない、術前の楕円形からより円形に近い形となって 正常の僧帽弁輪形態に近くなるように増加していたが、今回の検討では、三尖弁輪の弁輪の形態は円形のまま縮小していた。弁尖の面積率の変化から、弁尖の縮小に伴い主に前尖が縮小していた。
【対象】対象は9例(弁尖の解析は6例)。年齢中央値7才、体重22.5kg。平均肺体血流比(Qp/Qs)は1.7で、ASDの最 大欠損口のサイズは平均11.3mm、使用した閉鎖栓のサイズは平均13.8mm、閉鎖栓/欠損口 は平均1.22であった。
【方法】使用装置は、iE33/EPIQ(PhillipsMS)とX5-1とX7-2probe。閉鎖前と閉鎖術後6カ月で3Dエ コー法により心尖部四腔断面像から左室の3D full volume dataを4または6心拍で取り込み保存。解 析はTom-TecのMV assessment 2.3を用いて三尖弁輪の3D計測を行った。またQLAB(Software version10.7)を用いて三弁尖の面積の計測を行った。計測項目は、前後 径(AP)、側方径(AL)、Sphericity index(AP/AL)、3Dによる弁輪周囲長(AC)、弁輪面積(AA)。前尖(A)・後尖(P)・中隔尖(S)の面積率。
【結果】Device closure前後で、収縮末期の時相において、APは-8.3±6.9%・ALは-8.4%±7.2・SIは0.2±5.4%・ACは-6.5±7.1%・AAは-15.3±10.9%であった。三尖弁の面積率は、術前はA:P:S=0.47:0.30:0.23 術後はA:P:S=0.42:0.29:0.29となった。
【考察・結語】以前の検討で、経皮的心房中隔欠損閉鎖術後、僧帽弁通過血流の増加にともない、術前の楕円形からより円形に近い形となって 正常の僧帽弁輪形態に近くなるように増加していたが、今回の検討では、三尖弁輪の弁輪の形態は円形のまま縮小していた。弁尖の面積率の変化から、弁尖の縮小に伴い主に前尖が縮小していた。