[P56-1] 心臓病の子どもへの看護実践に関するweb研修における学習ニーズ―参加者からの事前アンケートより―
Keywords:研修会, 看護師, 看護実践
【目的】
心臓病の子どもへの看護実践に関する研修会に参加する看護師のニーズを把握し、研修会の講義内容や教材作成への示唆を得る。
【方法】
これまで、心臓病の子どもの看護に関する研究や対面での研修を行ってきたが、今回、心臓病の子どもの看護について、看護師向けのオンライン研修会を2回開催した。参加者には研修会の申し込みの際に、研修会のテーマとした「心室中隔欠損症の看護」「ファロー四徴症の看護」「先天性心疾患における肺血流増加・減少の理解」について、日頃より臨床現場において参加者が感じる困りごとや質問、研修会で知りたいことを任意で記載してもらい、その記載内容を項目ごとに分類した。本研究は、所属施設の倫理審査委員会の承認を得て実施した。
【結果】
過去の研修同様、どのテーマにおいても周術期の看護に関する困りごとや質問が多くみられた。「心室中隔欠損症の看護」や「ファロー四徴症の看護」では、肺高血圧や低酸素発作など病態の特徴や症状などの理解と看護に関する内容があり、「先天性心疾患における肺血流増加・減少の理解」では、病態の根拠をふまえた看護について知りたいとの要望が多かった。その他、退院支援や在宅での生活、遠隔期に関する質問や困りごと、昨今のコロナ禍での面会制限における家族の愛着形成や継続した退院指導に関する困りごと、これらのケアに関する他施設での取り組みを共有したいなどの内容があった。
【考察】
心臓病の子どもの看護実践では、病態や症状などの疾患の理解に加え、周術期や退院・在宅に関する支援、出生直後から成人移行までの幅広い発達段階をふまえた支援などが求められていることが明らかになった。このような看護師の学習ニーズより、病態の特徴をふまえた臨床判断や、根拠に基づく看護実践の内容について、平易で具体的に理解でき、臨床現場で活用できるような研修会を企画する必要性が示唆された。
心臓病の子どもへの看護実践に関する研修会に参加する看護師のニーズを把握し、研修会の講義内容や教材作成への示唆を得る。
【方法】
これまで、心臓病の子どもの看護に関する研究や対面での研修を行ってきたが、今回、心臓病の子どもの看護について、看護師向けのオンライン研修会を2回開催した。参加者には研修会の申し込みの際に、研修会のテーマとした「心室中隔欠損症の看護」「ファロー四徴症の看護」「先天性心疾患における肺血流増加・減少の理解」について、日頃より臨床現場において参加者が感じる困りごとや質問、研修会で知りたいことを任意で記載してもらい、その記載内容を項目ごとに分類した。本研究は、所属施設の倫理審査委員会の承認を得て実施した。
【結果】
過去の研修同様、どのテーマにおいても周術期の看護に関する困りごとや質問が多くみられた。「心室中隔欠損症の看護」や「ファロー四徴症の看護」では、肺高血圧や低酸素発作など病態の特徴や症状などの理解と看護に関する内容があり、「先天性心疾患における肺血流増加・減少の理解」では、病態の根拠をふまえた看護について知りたいとの要望が多かった。その他、退院支援や在宅での生活、遠隔期に関する質問や困りごと、昨今のコロナ禍での面会制限における家族の愛着形成や継続した退院指導に関する困りごと、これらのケアに関する他施設での取り組みを共有したいなどの内容があった。
【考察】
心臓病の子どもの看護実践では、病態や症状などの疾患の理解に加え、周術期や退院・在宅に関する支援、出生直後から成人移行までの幅広い発達段階をふまえた支援などが求められていることが明らかになった。このような看護師の学習ニーズより、病態の特徴をふまえた臨床判断や、根拠に基づく看護実践の内容について、平易で具体的に理解でき、臨床現場で活用できるような研修会を企画する必要性が示唆された。