会長要望セッション4（I-YB04）
AIは集中治療・循環器診療にどこまで応用できるか？〜AIについて学ぼう〜

[I-YB04-01] 【Keynote Lecture】循環器疾患における機械学習 ～誰でもできるAI解析～

^○清水 雅人¹, 笹野 哲郎² (1.横浜南共済病院 循環器内科, 2.東京医科歯科大学医学部循環器内科)

Keywords:人工知能, 機械学習, table data

人間の能力を超えていく人工知能（AI）の発展は医学領域でも顕著であり、医療画像における人間にはわからない癌の検知などはまさに研究の盛んなred oceanの世界である。一方循環器領域においては、 例えばそのようなAIによる劇的な変化を実感できる領域が少なく、眼前にblue oceanが広がる感がある。心電図診断では膨大なdataから心房細動を予測するようなstudyがtop journalに掲載されているが、我々循環器領域の研究や診療にどのようにAIを生かしていくかはまだ施行錯誤の状態である。まず「AIとは何か」をわかりやすく概説し次に循環器における先端研究を鳥瞰するが、当lectureの主な目的は低スペックのパソコンひとつで我々の身近にある表data・画像dataも容易に機械学習で解析でき、研究や診療に生かしうることを具体的な方法を含めてご紹介することとしたい。