The 58th Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

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シンポジウム

シンポジウム13(II-SY13)
次世代育成セッション

継続可能な医療提供と次世代育成を目的とした学会の役割

Fri. Jul 22, 2022 3:40 PM - 5:10 PM 第3会場 (大ホールC)

座長:岩本 眞理(済生会横浜市東部病院こどもセンター 総合小児科)
座長:山岸 正明(京都府立医科大学小児医療センター 小児心臓血管外科)

[II-SY13-01] 次世代育成委員会活動報告

山岸 正明 (京都府立医科大学 小児医療センター 小児心臓血管外科)

Keywords:次世代育成, 施設集約, 小児心臓外科医

前委員会(芳村直樹委員長)がまとめた提言に引き続き、今期委員会では、若手医師(心臓外科医)の育成に視点を置いて、「育成プログラムを提供できる施設の整備をして若手医師の育成を図るプログラムを策定すること」、「地域に貢献している症例数の少ない成績の良い施設をサルベージしつつ、地域差のない質の高い先天性心疾患の外科治療を全国民に提供するための施設整備(regionalization)の方向性を策定すること」を活動指針とした。具体的には、提言の発信、本邦の現状調査、育成プログラムの策定が3本柱となる。1.提言の論文掲載とともにプレスリリースを行い、広く周知する。2.地域性を勘案した整備を行うための前段階として現状調査を行う。このために「現状調査ワーキンググループ」を作り、報告義務のある学会調査を行うこととした。3.若手育成のために、「小児心臓外科医生涯育成プログラムワーキンググループ」で育成プログラムを策定している。また、「集約化」という文言は誤解を生む可能性もあるため適切な文言を模索している。当面は「地域再編(regionalization)」という表現を用いたい。さらに、本委員会と日本心臓血管外科学会の小児診療ワーキンググループと合同委員会を設置することが決定し、両学会が歩調を合わせて「地域再編(regionalization)」に向かうこととした。本学会ではこの指針に基づいて、提言の現状報告とともに各ワーキンググループからの報告を行う。