15:55 〜 16:35
[健康福祉-SA-2] 発育発達、ライフスタイルに応じた女性アスリート支援
<演者略歴>
元女子柔道選手。世界女子柔道選手権(1984)で日本女子として初めて優勝。ソウル五輪(1988)では銅メダルを獲得。現役引退後は、指導者としてシドニー五輪(2000)、アテネ五輪(2004)のコーチを務めた。現在は、筑波大学で教鞭をとるかたわら、女性アスリート支援にも努めている。
元女子柔道選手。世界女子柔道選手権(1984)で日本女子として初めて優勝。ソウル五輪(1988)では銅メダルを獲得。現役引退後は、指導者としてシドニー五輪(2000)、アテネ五輪(2004)のコーチを務めた。現在は、筑波大学で教鞭をとるかたわら、女性アスリート支援にも努めている。
スポーツ界では長年に渡り、女性アスリートの育成強化は、男子とは違う発育発達や生理的な機能等に特化して行われてはこなかった。また、競技を継続しながら女性特有のライフイベントである妊娠・出産を迎えることも希少であった。指導者の多くが男性であることから、競技を行う上での女性特有の問題を意識せずに指導が行われたり、アスリートも相談しづらい環境でもあった。日本における女性アスリートの競技力は年々向上しているが、男性に比べて競技を行う環境やサポート体制には依然として課題が残る。女児や一般女性のスポーツ実施率も低いことも問題視されている。女性アスリートへの支援から女性全体がスポーツを生涯にわたって親しむための環境、サポートについて考えたい。