The 71st Conference of the Japan Society of Physical Education, Health and Sports Sciences

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Poster (Subdiscipline)

専門領域別 » Growth and Development

発育発達 ポスター発表

[07 発-ポー05] 幼児のリバウンドジャンプ能力と調整力との関係性について

〇Shota Sakaguchi1 (1.Seiwa junior college)

本研究では、幼児のリバウンドジャンプ能力と調整力との関係性について検討することであった。4歳~5歳の幼児を対象として、連続リバウンドジャンプ、開眼片足立ち(平衡性)、飛び越しくぐり(巧緻性)およびサイドジャンプ(敏捷性)の遂行能力をそれぞれ測定した。リバウンドジャンプ運動は、跳躍高を接地時間で除したリバウンドジャンプ指数(RJ-index)、開眼片足立ちは姿勢を維持できた時間(秒)、飛び越しくぐりおよびサイドジャンプは遂行時間(秒)を算出し、それらの関係性について相関係数を求めた。その結果、リバウンドジャンプの遂行能力と飛び越しくぐりおよびサイドジャンプの遂行能力との間に有意な相関関係が認められた。また、幼児期の運動能力は発育の影響を受けることを考慮して身長を制御変数とした偏相関係数を求めたところ、こちらもリバウンドジャンプの遂行能力と飛び越しくぐりおよびサイドジャンプとの間に有意な相関関係が認められた。これらのことから、幼児のリバウンドジャンプ能力は巧緻性および敏捷性といった調整力との間に関係性があることが示された。