日本体育・スポーツ・健康学会第71回大会

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学校保健体育研究部会 » 【課題B】保健体育授業をいかに良質なものにするか

学校保健体育研究部会【課題B】テーマ別シンポジウム/より良質な保健体育授業の具体像を考える: コロナ禍の保健体育から、あらためてその意義と価値を整理する

2021年9月8日(水) 10:45 〜 12:45 会場3 (Zoom)

コーディネーター:髙橋 和子(静岡産業大学)、細越 淳二(国士舘大学)

11:15 〜 11:45

[学校保健体育-SB-2] コロナ禍の体育授業実践と今後の体育の在り方の展望

*永末 大輔1 (1. 千葉大学教育学部附属小学校)

<演者略歴>
・2005~2013 千葉県公立小学校
・2013~2017 東京学芸大学附属竹早小学校
・2017~   千葉大学教育学部附属小学校
 昨年2月末の一斉休校から現在(2021年5月)に至るまで、新型コロナウィルスの影響は学校生活のみならず、体育の学習においても、従前(ビフォーコロナ)のような、これまでの授業で当たり前のようにできていたことができなくなってしまった。体育で大切にしていた、身体接触を伴うかかわり合い(補助をしたり、グループで何かしたりすることを含む)もできなくなってしまった。くしくも昨年度から新指導要領が完全実施となり、「主体的・対話的で深い学び」が提唱され、授業自体の在り方も再構築していく必要を感じていた。
 では、このような状況(時代の変革や情況も含め)で、どのような実践を積み重ねていくことが望ましいのであろうか。プログラミング教育、GIGAスクール構想によるICTの利活用、新型コロナ感染対策…。私自身が一人の実践者として、さまざまな要因を乗り越え、実践してきたことを紹介したい。具体的には、コロナ禍におけるこれまでの教育内容をどう実践したか、新しい技術(今回はスマートモビリティ)を活用した実践、プログラミング教育を体育に取り入れた実践の3点を紹介したい。それらの実践から、今後の体育の在り方を考えていきたい。