体育経営管理／口頭発表①

[06 経-口-03] eスポーツにおけるビジネスモデル構造の解明

他スポーツへの適用可能性の検討

*望月 拓実¹ (1. 大阪国際大学)

コロナウィルスの蔓延がもたらしたプロスポーツへの影響は計り知れず、今後の興行形態そのものに対する新しい提案が求められている。一方でコロナ禍においても観戦者数・市場規模を伸ばしているeスポーツに着目すると、従来のプロスポーツには見られなかった運営ノウハウ・ビジネスモデルの特徴を有していることがわかる。先行研究において、このような他のビジネスモデルを適用することによる経営改善策は実践されてきた。しかし、これまでスポーツ領域においては可能性の示唆に留まってきたことを踏まえると、このタイミングで学術的に問う重要性は極めて高いといえる。本研究では、プロスポーツとして事業運営を行うeスポーツ団体を対象として、その運営ノウハウとビジネスモデル構造の実態を把握することから、直接観戦者数が少ない中で収益を上げている方法を解明し、「withコロナ」時代の新たな興行形態を提案することでプロスポーツ組織における持続可能性の向上に向けた示唆を提示する。