The 72nd Conference of the Japan Society of Physical Education, Health and Sports Sciences

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競技スポーツ研究部会 » 【課題A】 トップアスリート養成をいかに効果的に行うか

The Significance and Challenge in University as a Base for Top Athlete Development II -Articulation of top Athletes from Universities to the Professional Sports Teams or Non-Professional Teams Sponsored by Corporations-

Wed. Aug 31, 2022 2:00 PM - 3:50 PM 第1会場 (3号館3階301教室)

Chair: Hironori Tanigama (Toyo University), Yosuke Tahara (Aoyama Gakuin University)

[競技スポーツ-SA-1] Para‐athletes perspective

*Mizuno Yoko1 (1. Nippon Sport Science University)

<演者略歴>
2020年同学教育学研究科実践教科教育学専攻博士後期課程満期退学。2015年日体大陸上競技部パラアスリートブロック監督に就任。陸上競技部で指導したパラアスリートが、2016年リオデジャネイロパラリンピックで1名3位入賞、東京パラリンピックで2名入賞。現在も陸上パラアスリートの育成・強化の第一線で活躍している。
現在日体大では、2017年にアスレチックデパートメント(以下AD)が創設され、強化、キャリア、人事育成、マーケティングの4つに同時に取り組むことで「好循環を創出し、継続的な強化を図り、トップアスリートを輩出し続ける」ことを目的として様々な取り組みが行われている。しかし、トップアスリートの競技継続としたキャリア支援の取り組みについてはほとんど行われていない。日体大の場合は、ADだけではなく学生支援センターの学修・キャリア支援部門の事業も行われているが、一般の学生向けになり、競技を継続したいトップアスリートは個人的に「アスナビ」などで就職先をさがすか、部活動単位で就職先を探すのが現状である。
2015年に陸上部パラアスリートブロックが発足し、2016年に日本財団からパラアスリートに向けた奨学金が設置されことで、スポーツを行う障がい者学生が急増した。そして4年後の2020年には、その第1期生が卒業を迎えた。その時からの実状について発表し、今後デュアルキャリア支援にどのように取り組んでいくか、学生であるアスリートはどのような意識を持つべきか、就職先となる企業等との連携をどう構築するかについて、皆さんと問題を共有したい。