[本部企画-S1-3] What does Diversity mean for the Multidisciplinary Knowledge creation ?
<演者略歴>
筑波大学体育系准教授。鹿屋体育大学を経て筑波大学に着任、現在に至る。筑波大学大学院大学体育スポーツ高度化共同専攻修了。専門は体操競技、スポーツ運動学。大学における体育実技の授業、競技スポーツや社会体育の現場において日々多様な人材に関わっている。本学会ダイバーシティ委員会委員長。
筑波大学体育系准教授。鹿屋体育大学を経て筑波大学に着任、現在に至る。筑波大学大学院大学体育スポーツ高度化共同専攻修了。専門は体操競技、スポーツ運動学。大学における体育実技の授業、競技スポーツや社会体育の現場において日々多様な人材に関わっている。本学会ダイバーシティ委員会委員長。
体育・スポーツ・健康分野におけるダイバーシティとはいかなるものなのか、ダイバーシティを促進するためにはどうすべきなのか、ダイバーシティの促進によって得られるメリットは何か。これらは筆者が昨今、様々な組織に属する中で、ことあるごとに出会う問いである。一方で、本分野は、老若男女、多種多様な人々が集うことから、そもそもダイバーシティの最たるものであり、まさしく「総合知」の宝庫であるとも考えられる。とすると、本分野がこのダイバーシティ環境を有効活用し、より社会の発展に貢献しうるにはどのようにすべきなのだろうか。筆者は、日々、大学の体育教員として非専門・専門学生、大学院生(修士、博士)と関わり、体操競技のコーチやマネージャーとして競技スポーツや社会体育の現場でジュニア、学生、日本代表など多様な選手や指導者たちと関わっている。つまりは、日常的にダーバーシティ環境にすでに身を置いているといえる。今回はこのような自身の活動を事例として、「総合知」創造のためのダイバーシティについて考えてみたい。この発表をきっかけに本テーマについて皆様と議論を深めていければ幸いである。