ランチョンセミナー⑥／順天堂大学スポーツ健康医科学推進機構（JASMS）③

[ランチョン6-1] やせた若い女性の「食べない・運動しない」に潜む健康リスクとその課題解決へむけて

*Yuka Murofushi¹, Haruka Kadoya¹ (1. Juntendo University)

順天堂大学スポーツ健康医科学推進機構（JASMS）は、スポーツと医学の融合による社会課題の解決を目指している。
日本は、女性の「痩せ」（BMI18.5 kg/m2未満）の割合が先進国の中で最も高く、特に若い女性では、約20％と極めて高い。科学的根拠の乏しいダイエット方法や「痩せていれば健康」という誤った認識、過度な痩せ志向を助長する情報が多く見受けられる。
本セミナーでは、痩せていても「少食で運動不足」の若い女性は肥満者と同様に血糖値が上昇し糖尿病リスクが高いという昨年より注目を集めている本学の研究成果と、その対策となる若い女性へ向けて製作・発信したエクササイズプログラムを紹介する。また、花王株式会社が取り組む女性の健康問題や、女性の痩せへの課題意識についてお話いただき、総合討論として医学、スポーツ科学、健康問題に取り組む企業の立場から、若い女性の痩せ思考の背景に何があるのか、若い世代からの健康的な体作りと運動の必要性について議論する。