The 72nd Conference of the Japan Society of Physical Education, Health and Sports Sciences

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Theme Symposium

スポーツ文化研究部会 » 【課題B】人々の生活に根ざした多様なスポーツ文化をいかに醸成していくか

How is "unity in diversity" in/through sports possible? From the viewpoints of body, organization and support

Thu. Sep 1, 2022 10:30 AM - 12:20 PM 第10会場 (2号館4階45教室)

Chair: Emika Kato (Kyoto Sangyo University), Shohei Takao (Nippon Sport Science University) Designated Debater: Tadashi Watari (Juntendo University)

[スポーツ文化-SB-3] Examination of physical fitness test protocols for Paralympic athletes

*Hakamada Noriko1 (1. Japan Institute of Sport Science)

<演者略歴>
独立行政法人日本スポーツ振興センター ハイパフォーマンススポーツセンター 国立スポーツ科学センター スポーツ科学・研究部研究員。日本体育大学大学院博士後期課程修了、日本体育大学スポーツ・トレーニングセンター助教を経て現職。主に形態・身体組成に関する研究に従事。所属学会:日本バイオメカニクス学会、日本体育学会、日本体力医学会、国際バイオメカニクス学会、アメリカスポーツ医学会など。
国立スポーツ科学センター(以下、JISS)では、2001年よりオリンピックアスリートを対象に体力測定を行ってきたが、2015年からは、パラリンピックアスリートについても、オリンピックアスリートと同様に体力測定を実施している。競技者を対象とした体力測定は、主に、選手自身のコンディション把握、トレーニング効果を確認する目的で実施される。測定項目や測定プロトコルについては、類似したオリンピック競技の体力測定項目を参考にし、競技種目や選手に応じて調整している。現在、JISSでは、夏季・冬季の競技を合わせて8競技12種別、年間延べ100名程度のパラリンピックアスリートの測定を行っている。障がい種別では、肢体不自由(欠損、四肢麻痺、脊髄損傷)、視覚障がい、知的障がい等に対応している。体力測定を実施する中で、パラリンピックアスリート特有の課題も浮き彫りになった。本シンポジウムでは、これまで我々が体力測定を通して得られた、課題や対応策についてご紹介するとともに、競技力向上を目的とした医・科学サポートにおける多様性と調和について、議論を深めていきたいと思う。