[競技スポーツ-SB-3] Athlete to coach pathway
Japan women's national football team
<演者略歴>
・元サッカー日本女子代表選手(第1,2回女子W杯・アトランタ五輪出場)
・現サッカー指導者(2014U17W杯優勝・2016U20W杯3位・2016~2021なでしこJapan監督 2019W杯best16 東京五輪best8)
・元サッカー日本女子代表選手(第1,2回女子W杯・アトランタ五輪出場)
・現サッカー指導者(2014U17W杯優勝・2016U20W杯3位・2016~2021なでしこJapan監督 2019W杯best16 東京五輪best8)
日本の女子サッカーの競技環境は、近年、大きく変化している。2000年に約25000人だった競技人口は2020年に48000人を越えるなど、多くの女性が競技としてサッカーに従事するようになった。また、2020年には女子サッカーのプロリーグであるWEリーグが開幕し、さらなる競技力の向上への貢献が期待されている。これらの顕著な環境変化の一方で、女性コーチは未だ少なく、約80,000人のJFA登録指導者のうち3%程度しかいない。特に、WEリーグや代表チームを指揮するトップレベルの女性コーチは非常に限られている。このような背景において、本シンポジウムでは、自身の選手および指導者としてのキャリアの変遷や日本初の女性代表監督としてチームを指揮するに至った経緯を紹介する。また、女性指導者として活躍し続ける上での課題についても共有する。日本サッカー協会では女性対象の指導者講習会や、Associate-Proライセンスと呼ばれる指導者養成コースを設立するなど、女性コーチを増やすための様々な取り組みを進めている。このような流れに加えて、本講演の内容が、より多くの女子サッカー選手やサッカーを愛する女性が、指導者としてのキャリアにチャレンジしやすい環境作りに役立つことを期待している。