[08測-ポ-05] ソフトボール選手のバットスイング能力と手首の捻り力との関係
野球やソフトボールの打撃において、打球速度、打球角度、スイング速度などのバッティング能力が重要である。大学男子ソフトボールの投手から捕手の距離は、46フィートであり、東都一部リーグ投手の体幹スピードは170~180km/hと言われている。そのため、速いスイング速度が必要とされる中で、野球よりコンパクトで無駄のないスイングをしなければならない。打撃に関しての先行研究では、禁断面積との関係や、バットの動き、上肢、下肢、体幹との関係など、多くの研究がされており、バットスイングスピードは、脚から腰、肩、腕、手首、そして手へ連続的な動作のコーディネーション、いわゆる運動連鎖によって生み出されていることが明らかとなっている。このことから、手首においてもバッティングに影響を及ぼす可能性があると考えられるが、野球およびソフトボールにおいて手首に関する研究は少ない。そこで本研究は、手首の捻転力に着目し、ソフトボールのバッティング能力との関係について検討することを目的とした。
研究方法は、まず握力を測定した。次に、ねじり棒を用いて手首の捻転力を測定した後、スイング測定装置(Blast Baseball)を用いて、バッティング能力4項目を採用した。バッティング項目は、置きティとした。結果は、スイングタイム以外のすべての項目において、相関関係が認められ、ソフトボールにおいてはねじり力を高めることで置きティのスキル を向上させることにつながる基礎的な知見が得られた。
研究方法は、まず握力を測定した。次に、ねじり棒を用いて手首の捻転力を測定した後、スイング測定装置(Blast Baseball)を用いて、バッティング能力4項目を採用した。バッティング項目は、置きティとした。結果は、スイングタイム以外のすべての項目において、相関関係が認められ、ソフトボールにおいてはねじり力を高めることで置きティのスキル を向上させることにつながる基礎的な知見が得られた。