[P-094] 研究体験による歯学部学生に対する研究マインドの涵養-乳酸菌による歯周病原細菌の増殖抑制効果-
Cultivating a research mind of dental students through research experiences -Growth-inhibitory effect Porphyromonas gingivalis on various actic acid bacterium-
研修コード:2199
キーワード:研究マインド、歯学部学生、プロバイオティクス
【目的】平成22年度の歯学教育モデル・コア・カリキュラムから,歯科医師に求められる基本的資質として研究マインドの涵養が求められ,本学では第2学年を対象に,興味ある分野で研究体験ができる少人数制の実習を設けている。本発表では,平成27・28年度の歯周病分野を選択した学生の研究と支援教員の活動を報告する。
【方法】23領域の支援教員が第2学年学生に対し,研究できる内容をプレゼンテーションし,学生が選択したい領域を決定する。歯周病学分野では,支援教員も研究結果を知り得ない歯周病に対するプロバイオティクス療法をテーマとした。学生達はプロバイオティクスに関する素朴な疑問から関連情報を収集,学習し,支援教員と共に自ら遂行できる研究方法を立案して研究を行った。
【結果と考察】平成27年度は前・後学期の1年間で「乳酸菌による歯周病原細菌の増殖抑制効果」に関する研究を行った。学生達は自ら検討したい乳酸菌含有製品を決定し,乳酸菌の分離培養,P. gingivalisの増殖抑制効果を検討するための研究方法を検討した。平成28年度は後学期のみとなったが,平成27年度の先行結果を検証して研究方法の改善を試み,さらにその手法を用いて前年度とは異なる検討したい製品に含まれる乳酸菌のP. gingivalisの増殖抑制効果の比較検討を行った。支援教員自身も答えのない研究を行うことで,あえて必要以上の指導を行わず,学生自身が非常に簡単に行える実験から限られた実習時間の中で小さな疑問を解決する論理的思考や探究心を養うことができた。
【方法】23領域の支援教員が第2学年学生に対し,研究できる内容をプレゼンテーションし,学生が選択したい領域を決定する。歯周病学分野では,支援教員も研究結果を知り得ない歯周病に対するプロバイオティクス療法をテーマとした。学生達はプロバイオティクスに関する素朴な疑問から関連情報を収集,学習し,支援教員と共に自ら遂行できる研究方法を立案して研究を行った。
【結果と考察】平成27年度は前・後学期の1年間で「乳酸菌による歯周病原細菌の増殖抑制効果」に関する研究を行った。学生達は自ら検討したい乳酸菌含有製品を決定し,乳酸菌の分離培養,P. gingivalisの増殖抑制効果を検討するための研究方法を検討した。平成28年度は後学期のみとなったが,平成27年度の先行結果を検証して研究方法の改善を試み,さらにその手法を用いて前年度とは異なる検討したい製品に含まれる乳酸菌のP. gingivalisの増殖抑制効果の比較検討を行った。支援教員自身も答えのない研究を行うことで,あえて必要以上の指導を行わず,学生自身が非常に簡単に行える実験から限られた実習時間の中で小さな疑問を解決する論理的思考や探究心を養うことができた。