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[9B-05] 高齢者の快適で安全な入浴を促すシステムに関する研究
キーワード:bathing, comfortableness, heatstroke
日本では、入浴中の熱中症状による浴槽内死亡事例が多い。特に高齢者の入浴事故は日本特有の社会問題となっている。本研究では、日本特有の文化である入浴習慣を安全に続けられるために必要な入浴中のモニタリングデバイスとそれに伴う入浴環境のシステムをデザインすることを目指す。モニタリングデバイスでは、耳体温の計測による深部体温のモニタリングをしながら出浴タイミングを推定し、出浴を促すしくみを新たに提案した。またシステムを利用した際に、これまで以上に快適な入浴ができるよう色の視覚効果を利用し心理的な作用が得られる照明システムについて研究している。安全性と快適性を両立させた入浴システムの提案を目指す。