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[9D-05] デイサービス利用者の要介護度別にみる姿勢および動作の特徴
キーワード:Day Service, Sitting posture, Standing up motion
本研究では行動観察調査によってデイサービス利用者の要介護度別に座位姿勢、立上動作の特徴を明らかにすることを目的とする。デイサービス利用者11名を対象に行為毎の座位姿勢と立上動作の特徴を要介護別に観察し、各身体部位に対してアイテム・カテゴリーを設定した。座位姿勢では行動観察調査においてみられた行為の出現数および累積構成比より,累積構成比が上位80%以上,複数の要介護度でみられた5行為に着目し分析した。立上動作では被験者の立上において職員による補助がみられたため,補助の有無毎に立上動作と各身体部位の位置関係に着目し分析した。座位姿勢ではで同一行為においても要介護度別に身体部位の状態が異なること、[要介護1]から [要介護4]にかけて「前傾」から「後傾」に変化することが明らかになった。立上動作では〔補助なし〕では要介護度が低いほど重心を前にしながら立上動作をすること、〔補助あり〕では[要介護4] から[要介護1]にかけて重心が前方に移動したため肘置きの使用が減少したことが明らかになった。