[PA] エリアA(家具、木工、建築、インテリア、環境、景観、地域振興、地域研究、その他)

[PA-10] カンボジアの首都プノンペンにおける都市開発プロジェクトの現況

*藤澤 忠盛¹、清水 淳史² (1. 昭和女子大学 環境デザイン学部、2. 昭和女子大学　国際文化研究所)

キーワード：Urban developmen, Donut phenomenon, Phnom Penh

カンボジアの首都プノンペンでは、独立後の急速な人口増加に伴い、各国の資本投下と開発が進んでいる。東南アジアの中でも独立が遅れた一方で、その地理的特性から、近隣諸国からは投資の対象として注目されている。本稿では、2000年代以降、盛んに進められている開発プロジェクトを概観する。人口動態と主な8つのプロジェクトを調査した結果、都市中心部の人口減少と郊外の人口増加によるドーナツ化現象が明らかになった。今回の調査は、現状の開発プロジェクトを踏まえたうえで、将来のプノンペンの都市計画の方向性を見出すものである。