[PC-08] デジタルデバイドのICT教育水準の向上に関する研究
キーワード:ICT, Digital divide, Task analysis
スマートフォンの普及により、誰でも簡単にインターネットに接続できるようになった。しかし、デバイスが変わっても、デジタルデバイドの問題は普遍的に存在する。本研究ではデジタルデバイドにおける普遍的な問題を見つけ、デバイスが変化してもデジタルデバイド起きにくくするための有効な手法を検討する。そのために、既存のスマートフォン教室を調査しタスク分析を行なった。
その結果、既存のスマートフォン教室の問題として、講義内で課題は存在するが基本的にテキストベースの授業であるため、利用者が考えて操作を行う機会が少ないことでユーザー自身が使用するタイミングの判断が難しくなってしまうことなどが原因であると考えられる。そこで、スマートフォンの役割であるコミュニケーションを取るという行為を、受講者とインストラクターの間で行うことでデバイスに対する理解度が高まるのではないかと考えられる。実践を意識した英語教育法であるコミュニケイティブ・ランゲージ・ティーチングを活用することで、受講者自身が考えを操作に反映する機会を設けることができ、ICT教育に活かすことができると考えられる。