第43回 日本血管外科学会学術総会

演題募集

 
演題募集を締め切りました。たくさんのご応募有難うございました。
                                                                   
 第43回日本血管外科学会学術総会では、原則としてこちらのページより抄録原稿の申し込みをお願いいたします。

 
1. 募集方法
 大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)のオンライン学術集会演題抄録登録システムを利用します。
 なお、登録サーバーはUMINサイト中で運用されますが、運営は総会事務局が行いますのでUMINへの直接のお問い合わせはご遠慮ください。またWWWの応募用のページは締切日の正午をもって閉鎖となります。
 オンライン登録がご利用いただけない方、また登録方法についてご不明な点がございましたら、(株)メディカルトリビューンへお尋ねください。
使用ブラウザ
※ UMINオンライン演題登録システムでは、現在、 Internet Explorer、Netscape、 Safari[ver.2.0.3(417.9.2)以降]、Firefox、Google Chrome 以外のブラウザでは演題登録できません。
演題登録には、Internet Explorer、Netscape、Safari[ver.2.0.3(417.9.2)以降]、 Firefox、Google Chromeにてお願いします。
※ご利用可能なブラウザとバージョン:
・InternetExplorer Ver.4.0以上を推奨
・Netscape Ver.4.0以上を推奨
・Safari Ver.2.0.3(417.9.2)以降
・Firefox 全てのバージョン
・Google Chrome

文字数制限等
演題名 全角45字以内
抄録本文、全所属機関名、全著者氏名、の合計 全角1100字以内
文字数は、項目間にスペースが含まれるものとして計算しております。
スペースの計算方法は以下のとおりです。
著者名は、姓と名の間に全角スペースが加わります。また共同著者がある場合や、所属機関が複数ある場合は各項目間にそれぞれ全角1文字が追加されます。

 例)
  著者1:勇民 太郎 (「姓」と「名」の間に全角スペースが入り、合計全角5文字となる)
  著者2:勇民 二郎 (全角5文字)
    → 著者名合計=5+1+5=11文字

  所属機関名1:勇民大学 心臓血管外科 (全角11文字)
  所属機関名2:勇民医療センター 心臓血管外科 (全角15文字)
    → 所属機関名合計=11+1+15=27文字

尚、最後の項目の後にはスペースはないものとして計算いたします。

2. 演題受領通知
ご応募いただいた演題には、電子メールにて自動的に演題受領通知が送信されます。
必ずE-mailアドレスを確認してください。
演題受領通知、演題修正完了通知は、その作業が完了したすぐ後に登録されたアドレスに自動的に返信されます。もし返信メールが届かない場合は、アドレスが間違っている可能性がありますので、(株)メディカルトリビューン(jsvs-mt@medical-tribune.co.jp)までお問い合わせ下さい。

3. 演題採否通知
演題の採否、発表日時のご案内は、メールにて行いますので登録時には必ずE-mailアドレスを確認してください。

4. 公募内容

1)国際シンポジウム

1.これからのB型急性大動脈解離の治療—INSTEAD trial 5年の結果をふまえて(公募、一部指定)

合併症のない急性B型解離では保存的治療という30年来の標準治療方針が変わろうとしている。INSTEAD試験で積極的な早期TEVAR施行が長期予後を改善する可能性が示唆された。本邦においてこの変革を進めるべきか否か、TEVAR適応症例の選択、進歩を続ける企業製デバイスの使用法、カバーする範囲、逆行性A型解離の予防など、検討すべき課題は多い。日本の新しいガイドラインの方向性を視野に入れた議論をしていただきたい。
 
2)シンポジウム

1.A型急性大動脈解離救命率向上のための戦略(公募、一部指定)

A型急性大動脈解離の手術件数は上昇を続け手術成績は改善してきているが、未だ死亡率10%の壁を越えられていない。搬送体制、初期治療、手術戦略、手術手技、生体糊の使用、血管内治療の応用、臓器血流障害対策など、様々な視点から各施設の最先端の戦略を報告していただき、本邦におけるさらなる救命率向上をめざしたい。
2.EVARにより腹部大動脈瘤全体の治療成績は向上したか(公募、一部指定)
EVARは腹部大動脈瘤(AAA)に対する低侵襲治療として普及し、以前はIFUでEVARは適応外とされた症例も、Deviceの進歩により積極的に施行が考慮さている。またハイリスク症例、逆に瘤径が大きくないためOpen Surgeryには適応外とされた症例も、EVARの治療が施行され、AAA治療対象や治療戦略も変化しつつある。本シンポジウムでは、EVAR導入によるAAA治療の全体像についてお示しいただき、治療成績が向上したか?また今後の治療戦略について議論していただきたい。
3.重症下肢虚血の評価法と治療適応—WIfI分類を含めて(公募、一部指定)
重症下肢虚血における大切断のリスク、血行再建による救肢の可能性の評価法はFontaine分類、Rutherford分類が使用されてきた。しかし近年、重症下肢虚血に糖尿病、感染、腎不全合併が増加し複合的に下肢大切断となる“危機に瀕した下肢“が増加している。またEVTを含めた血行再建術の進歩も加わり、従来の術前評価法のみで治療方法・適応を決定することは困難になってきている。2014年にはSociety of Vascular SurgeryよりWound:創、Infection:感染、Ischemia:虚血を含めた評価法であるWIfI分類が発表された。我が国では末期腎不全患者に多くの治療が行われ、皮膚還流圧測定(SPP)など評価手技も盛んである。 “危機に瀕した下肢”に対して種々の術前評価法を含め、血管内治療、外科的血行再建術、形成外科的手法を含めた下肢再建手術、切断術の治療適応を論じていただきたい。
4.閉塞性動脈硬化症に対する遠位バイパス手術の中・長期成績(公募、一部指定)
近年、閉塞性動脈硬化症の血管内治療の中期成績が報告されている。しかしながら血管内治療のみでは治癒できない症例も多く、遠位バイパス術は血管外科医の現在そして将来にわたり必須の手技となり、一部施設での良好な成績も報告されている。バイパス開存率、死亡率、大切断回避率、amputation free survival、major adverse limbs events(MALE)回避率、術後歩行可能率、QOLなどの種々の成績の評価指標を用いて、遠位バイパス手術成績を明らかにし、今後の治療体系の構築に役立てたい。
5.一次性下肢静脈瘤の治療法と血管内焼灼術の位置づけ(公募、一部指定)
血管内レーザ焼灼術が2011年に保険収載され、2014年にはレーザー新機種・高周波血管内焼灼術も保険収載となった。既に約3年で6万例あまりの血管内焼灼術が行われてきた。一方では少数ながらも合併症が報告されている。長きにわたり良好な成績を納めてきた外科手術と最も手技が単純である硬化療法の成績、術前・術後超音波検査所見、診療ガイドライン、医療経済などの各視点から、変容しつつある下肢静脈瘤の治療体系、レーザー・高周波血管内焼灼術の位置づけを論じていただきたい。
6.静脈血栓塞栓症治療の新展開(公募、一部指定)
静脈血栓塞栓症の治療は、下肢静脈・肺動脈ともに無症候から下肢壊疽・突然死に至るまで症侯の範囲が広く、治療法も弾性ストッキングから肺動脈血栓内膜摘除術までと幅が広い。近年、深部静脈血栓症の治療では一律のヘパリン・ワーファリンによる抗凝固療法に加えて、用量調節が容易で出血リスクが少ない抗凝固薬:抗Ⅹa製剤が導入された。軽症では圧迫療法、重症例では血管内治療・線溶療法とリスク別の治療法も選択される。急性肺塞栓症でも抗凝固療法に経口抗Ⅹa製剤が加わり、下大静脈フィルター、tPAによる線溶療法の治療成績も明らかとなってきた。重症例では肺動脈血栓摘除術、経皮的肺動脈インターベンション、心停止例に対するPCPSの有用性が明らかとなっている。慢性血栓塞栓性肺高血圧症では本疾患に初めて適応のある肺動脈血管拡張薬である可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤が導入され、重症例には肺動脈血栓内膜摘除術に加え経皮的肺動脈形成術も増加している。本シンポジウムでは静脈血栓塞栓症治療の基礎となる抗凝固療法に加え、血管内治療、外科手術の現況および新規治療の成績に関する演題を通して新たな展開を考察したい。
 
3)ビデオシンポジウム

1.ReimplantationとRemodeling(公募、一部指定)

大動脈基部再建術式としてReimplantation法、Remodeling法ともに改良を重ね、優れた成績が報告されているが、いまだ一般的な標準術式となってはいない。術前画像診断、基部の計測法、術式の選択、実際の手術手技、術中評価法など、大動脈基部再建術を再現性が高く長期予後が期待できる術式とするためのポイントをビデオで呈示していただき、本術式のさらなる普及の一助としたい。
2.Open stentの適応と問題点(公募、一部指定)
全弓部置換の際、これまでのElephant trunk法にかわる術式としてOpen stent法が報告され、種々の病態に応用されている。解離においては偽腔の良好な血栓化が得られること、広範な弓部下行大動脈瘤では正中のみから治療可能なことなど、本術式のメリットは大きい。しかし対麻痺の発生が通常のElephant trunk法よりも高率とされ、問題点となっている。企業性デバイスが発売され、今後症例の増加が予想されるが、実際の手術手技と合併症予防対策などを論じていただきたい。
3.胸腹部大動脈瘤に対する治療(公募、一部指定)
胸腹部大動脈瘤に対する外科治療成績は、向上しつつあるとはいえ、いまだ不良である。また脊髄障害は術後重篤な合併症として依然として存在する。術前評価、手術時モニター、補助循環方法、脊髄を含めた臓器保護方法や大動脈とその分枝再建方法などに多くの工夫が必要である。また血管内治療も治療戦略の一つになりつつある。本セッションでは、胸腹部大動脈瘤治療で工夫されている手術方法をビデオで具体的に示され、今後の治療戦略について議論していただきたい。
4.Vascular access困難症例での血管外科技術(公募、一部指定)
日本の透析患者総数は30万人を超え、優れた透析医療が生命予後を延ばしている。その一方、高齢者・長期透析患者・糖尿病患者の増加により血管荒廃症例が増加し、Vascular access(VA)を良好に維持管理することが困難になってきている。Brescia-Ciminoにより1966年に内シャント法が発表されて約50年が経過し、われわれ血管外科医は血管外科の知識・技術を駆使して、個々の患者に応じたVAのモニタリング・評価・診断方法、合併症対策、種々の外科手術術式、血管内治療に精通することがわれわれ血管外科医に求められるものであろう。VAに関する診断及び手術に関する技術を供覧していただき、安全かつ確実な透析医療の前進に貢献できることを期待する。
5.ここまでできるPAD治療—Open surgery・EVT(公募、一部指定)
PAD治療は高齢化、透析・糖尿病などの合併症の増加、血管の高度石灰化、壊疽範囲の拡大、感染の合併などでより、術前状態が不良であったり手技的にも困難な症例に対峙しなければならなくなっている。本ビデオシンポジウムではこれらの症例に対するバイパス手術手技、血管内治療手技、組織移植手技、創管理法などを供覧していただきたい。

4)パネルディスカッション

1.弓部大動脈に対するTEVAR(公募、一部指定)

弓部大動脈に対するTEVARにおいては頚部分枝の再建手技が必要となるが、Debranch、 Chimney、Fenestrationなど様々な手技が用いられ、企業性branch deviceの導入も期待されている。一方golden standardとされている開胸での弓部置換の成績も向上しており、どちらの術式を選択するか、施設により方針は異なる。各施設の症例データをもとにTEVARかOpenか、また頚部分枝再建術式の選択について論じていただきたい。
2.破裂性腹部大動脈瘤治療の未来—OpenかEVARか(公募、一部指定)
2010年の本学会のアンケート調査によれば、破裂性腹部大動脈瘤の手術死亡率は未だ30%台と不良である。EVARの導入による成績改善が期待されていたが、欧州のランダム化試験であるIMPROVE試験ではOpen群、EVAR群の成績は同等であった。両群ともに手技やデバイスの進歩があり今後の成績向上が待たれるが、将来の標準治療となっていくのはどちらであろうか。本疾患治療の現状と将来像を議論していただきたい。
 
 5)ビデオセッション
珍しい症例、手術手技の工夫についてビデオを広く募集します。 
 
6)要望演題
①急性大動脈解離のmalperfusion対策
②A型急性大動脈解離の基部再建法
③B型慢性大動脈解離の治療はOpenかTEVARか
④上行大動脈病変に対するTEVAR
⑤大動脈部位別のTEVAR手技と成績
⑥EVARにおけるIFUの意義
⑦Type Ⅱ endoleakに対する治療
⑧TEVAR, EVAR後の再手術
⑨TEVAR, EVAR後の破裂症例
⑩破裂性大動脈瘤の自然歴
⑪Marfan症候群に対する治療体系
⑫Shaggy aortaへの対策
⑬感染性大動脈瘤の治療
⑭ハイブリッド手術室と血管外科
⑮PADの画像診断(血管造影,CTA,MRA,体表エコー,IVUS)
⑯閉塞性動脈硬化症におけるバイパス手術の合併症—予防法とその管理
⑰重症下肢虚血治療のチーム医療
⑱重症下肢虚血におけるアンギオサムの意義
⑲若年者重症下肢虚血の病態と治療成績
⑳急性肺塞栓症,慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療
㉑深部静脈血栓症,肺塞栓症の抗凝固療法での治療成績
㉒一次性下肢静脈瘤における診療体制の構築
㉓静脈うっ滞性潰瘍,慢性静脈不全に対する圧迫療法
㉔リンパ浮腫に対する複合的理学療法と外科治療
㉕人工血管による透析シャント手術とその成績

7)一般演題(口演,ポスター)
 
*補足説明
1) お申し込みいただいた抄録はプログラム編成上,他の発表形式をお願いすることがあります。あらかじめご了承ください。
2) 1)~6) の演題で不採用になった場合,一般演題(口演,ポスター)での発表ができます。お申し込みの際は希望の有無をご記入ください。
3) 演題登録時に、応募演題の種類が原著論文か症例報告かを選択してください。
 
5. 公募資格
 演者ならびに共同演者は本学会会員に限ります。未入会の方は、下記事務局へ入会申し込みをしてください。日本血管外科学会ホームページからもオンラインで入会申し込みができます。
日本血管外科学会事務局 (日本血管外科学会ホームページはこちら
(入会申し込み先)
住所 〒102-0074 東京都千代田区九段南2-1-30 イタリア文化会館ビル8F(株)メディカルトリビューン
TEL 03-3239-7264
FAX 03-3239-7225
E-mail jsvsoffice@medical-tribune.co.jp
6. ご質問・お問い合わせ
 演題登録方法(オンライン登録)についてのお問い合わせ先
(株)メディカルトリビューン 学術事業部(担当:山口)
住所 〒102-0074 東京都千代田区九段南2-1-30 イタリア文化会館ビル8F(株)メディカルトリビューン
TEL 03-3239-7217
FAX 03-3239-9375
E-mail jsvs-mt@medical-tribune.co.jp
第43回日本血管外科学会学術総会事務局
横浜市立大学附属市民総合医療センター・心臓血管センター    
住所 〒232-0024 神奈川県横浜市南区浦舟町4丁目57    
TEL 045-253-5734    
FAX 045-261-9162    
E-mail jsvs43@ech.co.jp    
学会総会幹事 内田 敬二    
 
演題募集を締め切りました。たくさんのご応募有難うございました。