2021年日本表面真空学会学術講演会

講演情報

真空科学技術(VST)

[1Ep08-13] 真空科学技術

2021年11月3日(水) 15:15 〜 16:45 E会場 (直島)

座長:高見 知秀(工学院大学)

15:45 〜 16:00

[1Ep10] 標準コンダクタンスエレメントを用いたESD計測の定量化の試み

*宮内 直弥1、矢ヶ部 太郎1、北島 正弘1、吉田 肇2、板倉 明子1 (1. 国立研究開発法人物質・材料研究機構、2. 産業技術総合研究所)

水素の電子衝撃脱離(ESD)量から,薄板を透過する水素の定量計測を行うため,標準コンダクタンスエレメント(SCE)を用いて,ESDイオン量,四重極型質量分析計(QMS)による水素分子透過量と,水素供給圧力との関係を調べた.QMSやイオンポンプ起因の信号をバックグラウンドとして除去した後,水素供給圧力100〜2000Paの範囲で,水素供給圧力とESDの水素イオン信号との間に,1次の関係性が得られた.