[3P18] 固体表面の蛍光X線分析における多原子共鳴効果
放射光を用いた蛍光X線分析により、人造マイカ(KMg3AlSi3O10F2)表面から放出される特性X線を測定した。放射光のエネルギーをカリウムの1s→3p*共鳴吸収ピークに合わせると、Si Kα線強度の減少が認められたが、Al Kα線の強度に変化はなかった。従って、この強度変化は励起するカリウム原子に隣接する元素特有の現象と考えられ、ある元素に隣接する元素を特定する手法としての応用が期待できる。
ポスターセッション(コアタイム)
2021年11月5日(金) 13:30 〜 15:30 P会場 (P会場)
座長
13:30-14:30 一ノ倉聖(東工大)
14:30-15:30 土師将裕(東大)