Japanese society of radiological technology kinki branch

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Oral Presentation

General Radiography

Sat. Jan 20, 2018 4:30 PM - 5:10 PM Room1 (2F)

座長:谷口 雅基(和歌山ろうさい病院)、西浦 素子(大阪物療大学)

5:00 PM - 5:10 PM

[12] Fixed-quantity evaluation of tomosynthesis, and it is possibility of the follow-up use after stent assist cerebral aneurysm coil embolization

*服部 翔太1、上田 傑1、蟇目 泰良1、北口 茂聖2、山田 浩司1 (1. 近畿大学医学部附属病院、2. 近畿大学医学部堺病院)

【目的】トモシンセシス画像は,整形外科領域で盛んに使われ,その有用性には定評がある.しかし,トモシンセシス画像そのものの定量評価の報告は少なく目視や主観評価によるものが多い.今回,我々はトモシンセシス画像の金属アーチファクト量を定量的に評価を試みた.また,整形外科領域以外での使用でステントアシスト脳動脈瘤コイル塞栓術後フォローアップの可能性も検討した.

【方法】脳動脈瘤塞栓用コイルを詰め込んだ模擬動脈瘤をストローに入れ,100mm厚のアクリル板で挟み込みトモシンセシス装置(Sonial Vision Safire 17; Shimadzu)で撮影し,フィルター補正逆投影法(filtered back projection: FBP), 逐次近似再構成(iterative reconstruction; IR)で画像処理し,各々の画像でGumbel分布法を利用し金属アーチファクト量を計算した.また,一般的に脳動脈瘤用ステントは,Radiopaqueのマーカーを除きRadiolucentである脳動脈瘤用ステントEnterpriseVRDとNeuroformEZをストロー内に展開し,脳動脈瘤塞栓用コイルを詰め込んだ模擬動脈瘤を隣接配置したものをステントファントムとした.このファントムを100mm厚のアクリル板で挟み込みトモシンセシス撮影し,ステントの描出について検討した.

【結果】トモシンセシス画像の金属アーチファクト量は,FBPは530,IRは185となった.単純撮影では,描出されなかったステントストラットが,隣接させていたコイルを詰め込んだ模擬動脈瘤の影響もなくトモシンセシス画像では明瞭に描出された.