5:20 PM - 5:30 PM
[14] Comparison of respiration correction technique of Dual FFE under free breathing
【背景】自由呼吸下Dual Echo GRE(Dual FFE)撮像に併用可能な呼吸補正技術として,Serial Motion Artifact Reduction Technique (SMART)とPhase Encoded Artifact Reduction (PEAR)が存在するが両者の併用はできない.
【目的】自由呼吸下Dual FFE撮像に適した呼吸補正技術の比較検討
【方法】装置はPhilips社製Achieva1.5Tを使用した.(1)自作模擬呼吸機構に固定したファントムを上下運動(15回/分)させ,加算回数と位相方向を変えてPEARとSMARTを撮像し,プロファイルカーブとSD値で比較する.(2)当院の倫理委員会の承認を得た健常ボランティアを加算回数と位相方向を変えてPEARとSMARTを撮像し,順位尺度による正規化順位法を用いて視覚評価を行った.
【結果】ファントム検証結果はghostの低減効果はSMARTが優れていたが,Motionに起因するBlurringが大きくなった.一方,PEARはBlurring が小さく,Motion方向と位相方向をかえることでGhostの低減ができた.ボランティア検証では,PEARを位相方向RLで撮像した条件が最も良い結果となった.
【考察】SMARTアベレージングはMotion Artifactの低減効果が高いが,全体的にぼけやすくなる.PEARは位相方向を工夫すれば腹壁のGhostの軽減,臓器辺縁の描出能を維持でき,PEAR併用自然呼吸下撮像の有用性が示唆された.
【目的】自由呼吸下Dual FFE撮像に適した呼吸補正技術の比較検討
【方法】装置はPhilips社製Achieva1.5Tを使用した.(1)自作模擬呼吸機構に固定したファントムを上下運動(15回/分)させ,加算回数と位相方向を変えてPEARとSMARTを撮像し,プロファイルカーブとSD値で比較する.(2)当院の倫理委員会の承認を得た健常ボランティアを加算回数と位相方向を変えてPEARとSMARTを撮像し,順位尺度による正規化順位法を用いて視覚評価を行った.
【結果】ファントム検証結果はghostの低減効果はSMARTが優れていたが,Motionに起因するBlurringが大きくなった.一方,PEARはBlurring が小さく,Motion方向と位相方向をかえることでGhostの低減ができた.ボランティア検証では,PEARを位相方向RLで撮像した条件が最も良い結果となった.
【考察】SMARTアベレージングはMotion Artifactの低減効果が高いが,全体的にぼけやすくなる.PEARは位相方向を工夫すれば腹壁のGhostの軽減,臓器辺縁の描出能を維持でき,PEAR併用自然呼吸下撮像の有用性が示唆された.