2:20 PM - 2:30 PM
[32] Evaluation of 4D-scan in image processing : a preliminary study
【目的】血流などの経時的変化が撮影可能な4D撮影検査が増えてきた.しかし4D撮影において検討すべき項目はまだ多く残されている.今回,4D-Dynamic volume scan後の画像処理であるTime maximum intensity projection (tMIP)とTime average(tAve.)に関する基礎画質の検討を行ったので報告する.
【方法】Volume scanと10-phase-4D-Dymanic volume scanを用い,撮影範囲を16cm,総線量をそれぞれ10mGyとし水ファントムを撮像した.4D-Dymanic volume scanにより得られた画像を装置付属ソフトウェアを用い,加算回数を2,4,6,8,10として,tMIPとtAve.をそれぞれ作成した.Volume scan, tMIP,tAve.においてCT値,Image Noise,NPSを測定した.また,直径2,5,10mmΦの模擬血管(300HU)を撮像して同様にそれぞれtMIP,tAve.を作成し,模擬血管の直径(FWHM)を測定した.
【結果】CT値において,Volume scanとtMIP,tAve.に有意差(p<0.01)が認められた.また,tAve.とtMIPは加算回数が増加するほどImage noiseは減少した.Volume scanとtAve. (6回加算)が同等なImage noiseとなった.NPSにおいて,Volume Scan,tMIP,tAve.は異なる形状を示した.Volume scan,tMIP,tAve.の模擬血管径2,5,10mmφのFWHMにおいて,それぞれ有意差は認められなかった.
【方法】Volume scanと10-phase-4D-Dymanic volume scanを用い,撮影範囲を16cm,総線量をそれぞれ10mGyとし水ファントムを撮像した.4D-Dymanic volume scanにより得られた画像を装置付属ソフトウェアを用い,加算回数を2,4,6,8,10として,tMIPとtAve.をそれぞれ作成した.Volume scan, tMIP,tAve.においてCT値,Image Noise,NPSを測定した.また,直径2,5,10mmΦの模擬血管(300HU)を撮像して同様にそれぞれtMIP,tAve.を作成し,模擬血管の直径(FWHM)を測定した.
【結果】CT値において,Volume scanとtMIP,tAve.に有意差(p<0.01)が認められた.また,tAve.とtMIPは加算回数が増加するほどImage noiseは減少した.Volume scanとtAve. (6回加算)が同等なImage noiseとなった.NPSにおいて,Volume Scan,tMIP,tAve.は異なる形状を示した.Volume scan,tMIP,tAve.の模擬血管径2,5,10mmφのFWHMにおいて,それぞれ有意差は認められなかった.