2:50 PM - 3:00 PM
[35] The contrast medium Arrival time of arterial phase in trunk dynamic contrast-enhanced CT imaging with VA-ECMO(Veno-arterial extra corporeal membrane oxygenation)
【目的】Veno-arterial Extra Corporeal Membrane Oxygenation(以下VA-ECMO)導入下の造影CT撮影において,循環動態が不安定なため,ダイナミック撮影時の造影剤モニタリング設定時間を超えることによる撮影ミスや被ばく増大が問題である.本研究ではVA-ECMO導入下における動脈相到達時間(以下,到達時間)と影響因子を調べた.
【方法】VA-ECMO導入下で造影CT撮影を施行した26例を対象に,平均到達時間,造影剤チューブ接続位置(末梢血管,中心静脈),造影剤の灌流方向(順行性,逆行性)と平均到達時間の関係を調べた.また,灌流方向を調べるために上行大動脈と下行大動脈のCT値差を計測した.
【結果】平均到達時間は49秒であった.造影剤チューブを末梢静脈血管に接続した平均到達時間は51秒で,中心静脈に接続した場合は38秒であった.また,順行性に造影された場合の平均到達時間は46秒,逆行性に造影された場合の平均到達時間62秒であった.上行大動脈と下行大動脈のCT値差は31%の症例で200HU以上であった.
【結論】今回の検討により,VA-ECMO導入下での体幹部造影CTにおける造影剤モニタリング撮影を最適化し,撮影ミスや被ばく線量低減ができると考える.
【方法】VA-ECMO導入下で造影CT撮影を施行した26例を対象に,平均到達時間,造影剤チューブ接続位置(末梢血管,中心静脈),造影剤の灌流方向(順行性,逆行性)と平均到達時間の関係を調べた.また,灌流方向を調べるために上行大動脈と下行大動脈のCT値差を計測した.
【結果】平均到達時間は49秒であった.造影剤チューブを末梢静脈血管に接続した平均到達時間は51秒で,中心静脈に接続した場合は38秒であった.また,順行性に造影された場合の平均到達時間は46秒,逆行性に造影された場合の平均到達時間62秒であった.上行大動脈と下行大動脈のCT値差は31%の症例で200HU以上であった.
【結論】今回の検討により,VA-ECMO導入下での体幹部造影CTにおける造影剤モニタリング撮影を最適化し,撮影ミスや被ばく線量低減ができると考える.