3:00 PM - 3:10 PM
[53] Streak artifact of posterior cranial fossa MPR images in brain CT: a phantom study of extreme values statistics for different reconstruction kernerls and scan methods
【目的】モデルベース逐次近似再構成であるFIRST(東芝)では頭部用にFIRST Brainと急性期脳梗塞用にFIRST Brain LCDがある.本研究ではスキャン方法と再構成法を変えた画像の後頭蓋窩のアーチファクトを評価することを目的とした.
【方法】頭部ファントム(京都科学)をAquilion ONE(東芝)で撮影した.撮影条件は80列ノンヘリカル法と32列ヘリカル法の2種類で,120 kV,AEC(5 mm,SD3.8),回転時間1 s,収集スライス厚0.5 mmで5回撮影した.再構成関数はFBP(FC67),AIDR 3D(weak),FIRST Brain,FIRST Brain LCDとした.スライス厚/スライス間隔は0.5mm/0.5mmとし,スライス厚3mmのaxial画像とsagittal画像を作成した.アーチファクトの評価は自作のMATLABプログラムで,後頭蓋窩のスライスで関心領域回転法を用いてGumbel plotから位置パラメータを算出した.統計解析には一元配置分散分析(post-hoc検定はholm)を用い,有意水準はp<0.05とした.
【結果】位置パラメータはaxial画像ではFIRST Brainでヘリカル法よりノンヘリカル法が有意に低かった.ヘリカル法ではFBP>AIDR 3D≈FIRST Brain≈FIRST Brain LCD,ノンヘリカル法ではFIRST Brain>FBP>FIRST Brain LCD>AIDR 3Dであった.sagittal画像ではヘリカル法とノンヘリカル法では,いずれにおいてもFIRST Brain>FBP≈FIRST Brain LCD≈AIDR 3Dとなった.
【方法】頭部ファントム(京都科学)をAquilion ONE(東芝)で撮影した.撮影条件は80列ノンヘリカル法と32列ヘリカル法の2種類で,120 kV,AEC(5 mm,SD3.8),回転時間1 s,収集スライス厚0.5 mmで5回撮影した.再構成関数はFBP(FC67),AIDR 3D(weak),FIRST Brain,FIRST Brain LCDとした.スライス厚/スライス間隔は0.5mm/0.5mmとし,スライス厚3mmのaxial画像とsagittal画像を作成した.アーチファクトの評価は自作のMATLABプログラムで,後頭蓋窩のスライスで関心領域回転法を用いてGumbel plotから位置パラメータを算出した.統計解析には一元配置分散分析(post-hoc検定はholm)を用い,有意水準はp<0.05とした.
【結果】位置パラメータはaxial画像ではFIRST Brainでヘリカル法よりノンヘリカル法が有意に低かった.ヘリカル法ではFBP>AIDR 3D≈FIRST Brain≈FIRST Brain LCD,ノンヘリカル法ではFIRST Brain>FBP>FIRST Brain LCD>AIDR 3Dであった.sagittal画像ではヘリカル法とノンヘリカル法では,いずれにおいてもFIRST Brain>FBP≈FIRST Brain LCD≈AIDR 3Dとなった.