11:05 AM - 11:15 AM
[57] Study of the operator dose reduction on CT fluoroscopy
【背景・目的】CT透視は,腫瘍と穿刺針の位置関係を把握することが可能であるが,術者はガントリの近傍で手技を行うため,被ばく線量の増加が懸念される.当院では,術者の被ばく低減を目的として新たにHandCAREとエッジプロテクタを導入した.前者は任意の角度におけるX線の照射を制限するアプリケーションである.後者はエッジ付き鉛プロテクタであり,患者の上に置くことで術者の被ばくを低減する.今回,HandCAREとエッジプロテクタの両者を用い,術者の被ばく線量の低減効果を評価したので報告する.
【方法】X線CT装置はSIEMENS社製Definition AS+,線量計はRadcal社製Accu-Gold2を用いた.CT透視条件は一定とし,ガントリ角度は15゜・0゜・-15゜の3方向とした.測定点は術者立ち位置である寝台の左右に設置し,測定点の高さは床面から100cm・150cmとした.測定はHandCAREを無し・10時・12時・2時方向に設定し,エッジプロテクタの有無をそれぞれ測定した.
【結果】HandCARE・エッジプロテクタともに使用した場合には測定線量は低い値を示した.測定点の高さについては100cmのときに大幅に低減し,150cmのときにも低減した.HandCAREについてはガントリ角度に影響されることなく低減し,設定方向が術者立ち位置に近いほど大きく低減した.エッジプロテクタについてはガントリ角度-15゜のときに特に大きく低減した.
【結論】CT透視においてHandCARE・エッジプロテクタの使用により,術者の被ばく低減が可能である.
【方法】X線CT装置はSIEMENS社製Definition AS+,線量計はRadcal社製Accu-Gold2を用いた.CT透視条件は一定とし,ガントリ角度は15゜・0゜・-15゜の3方向とした.測定点は術者立ち位置である寝台の左右に設置し,測定点の高さは床面から100cm・150cmとした.測定はHandCAREを無し・10時・12時・2時方向に設定し,エッジプロテクタの有無をそれぞれ測定した.
【結果】HandCARE・エッジプロテクタともに使用した場合には測定線量は低い値を示した.測定点の高さについては100cmのときに大幅に低減し,150cmのときにも低減した.HandCAREについてはガントリ角度に影響されることなく低減し,設定方向が術者立ち位置に近いほど大きく低減した.エッジプロテクタについてはガントリ角度-15゜のときに特に大きく低減した.
【結論】CT透視においてHandCARE・エッジプロテクタの使用により,術者の被ばく低減が可能である.