12:40 PM - 12:50 PM
[SY3-2] コロナ禍における臨床工学技士に求められる呼吸療法の知恵と技 〜重症度分類別施設におけるCEの役割〜
【背景】当センターは大阪市南部に位置し、病床数865床、26診療科を有するセンターである。臨床工学技士は常勤22名、非常勤2名でAngio室業務、手術室業務、血液浄化業務、集中治療業務、ME機器管理業務に分かれており、夜間も交代勤務にて業務にあたっている。当センターは新型コロナ感染が増加し始めた2020年3月ごろより感染患者を受け入れ、同時に集中治療業務を行っている臨床工学技士にて診療のサポートを行った。また、当センター敷地内に設置された大阪コロナ重症センター(以下OC4)が2020年12月より運用開始されている。今回新型コロナ患者受け入れから、現在に至るまでを振り返り、当センターの行ってきた対応を検討することとする。
【取り組み】①感染対策:スタッフ内での感染伝播を最小限にするため、レッドゾーン内の業務は集中治療部門担当のスタッフを中心に行った。しかし、夜勤の間にECMOなどのトラブルに対処することも必要となるため、すべてのスタッフに順次PPEの装着などの感染対策の手順を覚えてもらった。②ECMO対策:新型コロナに対するECMOの導入件数が増加、その中でも呼吸状態の悪化が急激に進行し、夜間や土日祝日にECMOの導入するケースもあったため、夜勤を行うスタッフ全員が準備、導入まで迅速に行える必要があった。そのため救急の担当医師と検討し、ECMOに使用するカニューレ、人工肺などの基本構成を統一し、症例に応じてその基本構成から変更することで対処した。③OC4対応:OC4開設準備の段階から臨床工学室が関わることができ機種選定から行った。準備を始めたのが2020年6月ごろであり、検討する期間が十分なかったため、当センター救急病棟のシステムをそのまま同系統の機種で導入することとした。人工呼吸器に関しては他の病院から応援に来る医師、看護師が対処しやいよう、比較的多く使用されている機種2種類に限定し運用することとした。運用開始以降は集中治療業務担当者が業務を行った。
【まとめ】新型コロナ感染拡大によって臨床工学室は多くの影響を受け、その対策を行った。しかし、問題が発生した後で対処を検討していたが、今後は感染爆発という災害に対する対策も検討しておく必要があるものと考える。
【取り組み】①感染対策:スタッフ内での感染伝播を最小限にするため、レッドゾーン内の業務は集中治療部門担当のスタッフを中心に行った。しかし、夜勤の間にECMOなどのトラブルに対処することも必要となるため、すべてのスタッフに順次PPEの装着などの感染対策の手順を覚えてもらった。②ECMO対策:新型コロナに対するECMOの導入件数が増加、その中でも呼吸状態の悪化が急激に進行し、夜間や土日祝日にECMOの導入するケースもあったため、夜勤を行うスタッフ全員が準備、導入まで迅速に行える必要があった。そのため救急の担当医師と検討し、ECMOに使用するカニューレ、人工肺などの基本構成を統一し、症例に応じてその基本構成から変更することで対処した。③OC4対応:OC4開設準備の段階から臨床工学室が関わることができ機種選定から行った。準備を始めたのが2020年6月ごろであり、検討する期間が十分なかったため、当センター救急病棟のシステムをそのまま同系統の機種で導入することとした。人工呼吸器に関しては他の病院から応援に来る医師、看護師が対処しやいよう、比較的多く使用されている機種2種類に限定し運用することとした。運用開始以降は集中治療業務担当者が業務を行った。
【まとめ】新型コロナ感染拡大によって臨床工学室は多くの影響を受け、その対策を行った。しかし、問題が発生した後で対処を検討していたが、今後は感染爆発という災害に対する対策も検討しておく必要があるものと考える。