教育

[07-04] グループ病院での新入職者合同研修を行って

*松本 拓也¹、河村 誠司²、吉見 隆司³、山野辺 基⁴、石飛 有基⁵、松村 貴裕⁶、由良 卓也⁷ (1. 医療法人徳洲会　近江草津徳洲会病院　臨床工学科、2. 医療法人徳洲会　岸和田徳洲会病院　臨床工学室、3. 医療法人徳洲会　松原徳洲会病院　臨床工学科、4. 医療法人徳洲会　野崎徳洲会病院　臨床工学科、5. 医療法人沖縄徳洲会　出雲徳洲会病院　臨床工学科、6. 医療法人沖縄徳洲会　吹田徳洲会病院　臨床工学室、7. 医療法人徳洲会　和泉市立総合医療センター　臨床工学科)

【はじめに】

徳洲会グループは全国に71の病院施設を有し、グループ内での活動を行いやすいようにブロック制度をとっている。徳洲会 臨床工学部会 関西・大阪ブロックでは15施設で活動を行っている。
関西・大阪ブロックではスタッフ教育・施設間交流の一環として、合同でのセミナー開催や役職者研修、施設間での交換研修などの取り組みを行っており、新たな取り組みとして新入職者合同研修を開催した。

【目的】

関西・大阪ブロック13施設に入職した新入職者43名に対し、以下を目的として合同研修を行った。
1.徳洲会の理念や取り組み、臨床工学部会の組織や活動について知ってもらう。
2.日本臨床工学技士会、都道府県臨床工学技士会の活動について知ってもらう。
3.スタッフに横の繋がりを持ってもらう。

今回、新入職者を対象として行った合同研修の必要性を検討する。

【方法】

研修に参加した新入職者43名にアンケートを実施し、結果を分析した。

【結果】

アンケート結果では、徳洲会 臨床工学部会、日本臨床工学技士会の活動を理解できたこと、他施設に入職した同期を知ることができたことを理由に「とても満足した」、「満足した」との回答が75％であった。また、「これはためになったと思う内容を教えて下さい」との設問では、技士会についての説明が44％を占めた。

【考察】

日本臨床工学技士会や地方臨床工学技士会の内容や活動については学校等で説明を受ける事も少ない為、新入職者も興味を示したものと考える。

【結語】

新入職者が入職した際のオリエンテーションの内容や方法は施設ごとで違っており、臨床工学部会の活動や日本臨床工学技士会について詳しく説明を行っていない施設もある。
今後、部会の組織力を高めていく為には、若手スタッフの部会活動や技士会への参加が重要となってくる。その為には新入職者へのフォローアップ研修なども行っていく必要があると思われる。