The 28th Kinki Association for Clinical Engineers

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一般演題

一般演題1
心カテ、デバイス、その他

Sun. Oct 9, 2022 9:00 AM - 10:00 AM 第3会場 (Zoom)

座長:小倉 敬士(京都府立医科大学附属病院)、長谷川 慎一(滋賀県立総合病院)

[01-05] 急変対応シミュレーションへの取り組み

*橋本 尚樹1、古谷 駿典1、田中 翔1、赤山 紀里香1、藤野 公輔1、溝口 裕隆1、玉元 由果莉1、玉元 大輔1、半田 浩志1、杦本 保1 (1. 大阪暁明館病院)

【背景】急変時における速やかな対応、多職種との連携は重要な課題である。当院もコードブルー発令事例があるが、発令数が少ない事から対応を不安視する意見が多く挙がっていた。そこで、速やかな対応、連携、個々の知識、技術の向上及び不安の軽減を目的とした急変対応シミュレーションを実施したので、その効果と運用について報告する。     【方法】3か月に1回、医師2名、看護師4名、臨床工学技士10名で急変対応シミュレーションを実施した。血圧低下による心肺停止患者を想定し、2グループに分かれて実施し、 評価者2名で指摘を行った。その後、指摘された箇所の改善を行い、再度実施した。終了後、各スタッフにシミュレーションに関するアンケートを実施した。  【結果】初回は、連携不足がみられたが、回数を重ねるにつれ、個々の知識、技術の向上がみられ、多職種連携で速やかな対応が行えた。アンケート結果では、対応方法や必要な物品、機器の使用の流れを確認でき素早い対応ができるようになった。実際に医師からの具体的な指示、スピード感がわかった。急変を経験していないため意識づけができた。また臨場感がない、もっと違う場面も想定して実施したいとの声もあった。 【考察】繰り返し実施することでスタッフの不安は低減し、また迅速な対応が可能となった。今後の課題として、更に様々な場面を想定したシミュレーションを実施し、時間設定を設け評価するなどして、急変時対応技術の向上に向けて取り組んでいきたい。