The 28th Kinki Association for Clinical Engineers

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一般演題

一般演題6
血液浄化③・呼吸療法

Sun. Oct 9, 2022 2:40 PM - 3:40 PM 第3会場 (Zoom)

座長:梅本 芳弘(済生会滋賀県病院)、吉田 新(淡海医療センター)

[06-01] エコー下穿刺導入によるアフェレシス時のバスキュラーアクセス選択への影響

*矢野 彩香1、濵﨑 悠子1、柳田 博紀1、中島 涯都1、平瀬 龍也1、森本 純平1、平野 玲二1、阪口 勝彦1 (1. 一般財団法人 住友病院 臨床工学部)

【背景】
当院では、各種アフェレシス時のバスキュラーアクセス(以下VA)の第一選択として両上肢での皮静脈―皮静脈(以下V-V)を使用している。近年、普及しているエコー下穿刺を当院でも導入した為、エコー下穿刺導入によるアフェレシス時のVA選択への影響の調査を行った。エコー下穿刺の現状と、導入前後の比較検討を行った。考察を交え報告する。
【目的】
エコー下穿刺導入によるアフェレシス施行時のVA選択への影響を検証する。
【方法】
2016年4月~2022年6月までの約6年間における、アフェレシス施行時のVAの内訳を調査した。
また、2019年4月より導入開始したエコー下穿刺がVA選択にどのような影響があるのか比較検討行った。
【結果】
調査した約6年間のうち、VAの内訳は、カテーテル:269件(22.4%)、シャント(同動脈表在化含む):231件(19.3%)、V-V:700件(58.3%)であった。
エコー下穿刺導入前後では、カテーテル:203件→51件(30.9%→9.7%)、シャント(動脈表在化含む):86件→145件(13.1%→27.5%)、V-V:369件→331件(56%→62.8%)であった。
透析同時療法を含まない、アフェレシスにおけるV-Vでの平均血流量は約66ml/min、カテーテル・シャント・動脈表在化での平均血流量は約106ml/minであった。
【考察・結語】
エコー下穿刺導入によりアフェレシス時のVAの内訳はカテーテルが減少し、V-Vが増加した。V-Vでの施行においても血流量の確保は可能であった。さらにエコー下穿刺の導入により、穿刺ミスを無くし血腫形成などのトラブル回避も可能になった。また、穿刺に伴う穿刺者の心的負担の軽減、患者の苦痛の軽減にも繋がった。