11:45 〜 12:00
[25-09] ラボX線吸収分光測定装置による微⼩粒⼦状物質中クロムの化学状態分析
司会:里美 知昭(東北大学)
微小粒子状物質(PM2.5)中に含まれる微量のCrに対する化学状態を評価するために、実験室規模のX線吸収分光測定装置を使用した。Cr K吸収端のXANESからCr(VI)およびCr(III)を判別することが可能であるが、Cr含有量数百ppmという希薄な試料に対する化学状態分析をラボ装置で実施することは、環境分析という観点から重要である。蛍光収量法を適用し、蛍光X線計測には高いエネルギー分解能を有する大検出面積型の半導体検出器(SSD)を用いた。混在する他の元素からの蛍光X線や散乱X線の影響を除き、微弱な蛍光X線信号を精度よく計数できることが示された。
講演PDFファイルダウンロードパスワード認証
講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。
現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)
[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください