低炭素社会構築のための CCS への取り組み

[37-03] 数種の泥岩における超臨界CO2閾値圧と⽔銀ポロシメータによる細孔分布特性について

^〇木山 保¹、薛 自求¹ (1. 公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE))

司会:田中 敦子(産業技術総合研究所)

二酸化炭素地中貯留(CCS)において遮蔽層(キャップロック)の閾値圧(スレッショルド圧力)は,貯留能力および安全性の評価に重要なパラメータとなる。これまで大田代層などの数種の泥岩についていくつかの測定法で閾値圧力を測定し,さらに定流量排出法を提案した。また,閾値圧力と浸透率に相関があることを確認した。閾値圧力および浸透率は細孔分布特性に支配されると考えられる。そこで本論では,水銀ポロシメータで細孔分布特性を測定し,閾値圧力および浸透率との関係を考察する。