資源・素材2014(熊本)

講演情報

企画講演

グリーンアジアのためのエネルギーおよび資源確保の戦略

2014年9月15日(月) 09:00 〜 15:50 221教室 (熊本大学)

司会:平島剛(九州大学工学研究院), 沖部奈緒子(九州大学工学研究院), 島田英樹(九州大学工学研究院)

10:15 〜 10:50

[A1-3] これからの日本の電力

原田達朗 (九州大学 炭素資源国際教育研究センター)

司会:平島剛(九州大学工学研究院)

1951年以来続いてきた、地域独占の電力供給体制が電力システム改革と2012年7月に成立した再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)により大きな転換を迎えつつある。これらの法律は、それぞれ「地域独占の電力事業を解体、新規参入者も加え発電、送配電、販売と3段階の会社に再編」することと、「再生可能エネルギー電力を、電力会社が全量買取り義務」を定めたものである。なお、電力システム改革が完全執行後FITも見直される。 電力自由化により、発電事業の競争力は原価の60-80%を占める燃料価格(燃料調達能力)で決してしまう。市場原理の中でエネルギーセキュリティや地球温暖化対策など政策課題に取り組んでゆくことは、多くの困難を伴う挑戦となる。 また、再生可能エネルギー増加について、ドイツの電力系統を参考に米国EPRIより報告書が提出されており、再生可能エネルギーが増えると現状の電力輸送方式では膨大な新規投資が必要になることが示されている。世界で最も高額な日本の電力輸送は大きな転換を迎える。本講演ではこれら日本の電力市場の転換で指摘されている課題、日本の電力市場の将来の姿について考察する。

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