16:20 〜 16:40
[A10-9] 世界のUCG開発動向とローカルエネルギー源としてのUCGについて
キーワード:UCG, 諸外国のUCGプロジェクト, ローカルエネルギー, 同軸型UCG, 石炭の熱破壊
石炭の地下ガス化(UCG)は、1930年代から研究が始まり、近年再び注目されている石炭利用技術である。本講演では、比較的最近行われた豪州やカナダのUCG実証試験の成果や進行中のプロジェクトを紹介する。いずれも断層や褶曲の少ない炭層を対象に、大規模な開発を目指した試験である。
一方、わが国の未利用石炭資源の賦存状況を見ると、埋蔵量は十分あるものの、坑内採掘や露天採掘で回収できる箇所は限られ、多くは固体としての回収が難しい。そうした条件下の石炭資源を回収するために、安全で環境負荷が少なく、コンパクトなUCG技術の開発を目指して、これまでに石炭熱物性試験やUCG模型実験を行ってきた。その結果、安全面とガス化効率の両面において、ガス化に伴う炭層内の破壊活動が鍵であることがわかってきた。すなわち、燃焼・ガス化炉周辺の破壊状況を常に監視・可視化し、破壊活動を制御する必要がる。
本研究ではこうした観点から、コンパクトな同軸型UCG(一本のボーリング孔に二重管を通して注入/生産孔として用いる方法)と破壊監視・可視化システムの開発を目指している。これまでの各種実験で得られた結果を紹介するとともに、今後の計画についても報告する。
一方、わが国の未利用石炭資源の賦存状況を見ると、埋蔵量は十分あるものの、坑内採掘や露天採掘で回収できる箇所は限られ、多くは固体としての回収が難しい。そうした条件下の石炭資源を回収するために、安全で環境負荷が少なく、コンパクトなUCG技術の開発を目指して、これまでに石炭熱物性試験やUCG模型実験を行ってきた。その結果、安全面とガス化効率の両面において、ガス化に伴う炭層内の破壊活動が鍵であることがわかってきた。すなわち、燃焼・ガス化炉周辺の破壊状況を常に監視・可視化し、破壊活動を制御する必要がる。
本研究ではこうした観点から、コンパクトな同軸型UCG(一本のボーリング孔に二重管を通して注入/生産孔として用いる方法)と破壊監視・可視化システムの開発を目指している。これまでの各種実験で得られた結果を紹介するとともに、今後の計画についても報告する。
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