MMIJ Annual Meeting 2015

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一般講演

鉱物処理

Sat. Mar 28, 2015 9:15 AM - 12:00 PM 第3会場 (千葉工業大学)

司会: 三木一 (九州大学), 日下英史 (京都大学)

10:15 AM - 10:30 AM

[2305] Volatilization of arsenic and antimony from Tennantite/Tetrahedrite using roasting method

MOHD YAZID BIN ABUDUL RAZAK1, 芳賀一寿1, 高崎康志2, 柴山敦2 (1.秋田大学大学院工学資源学研究科, 2.秋田大学国際資源学部)

司会: 三木 一 (九州大学)

Keywords:焙焼法, 四面銅鉱, ヒ素, アンチモン

近年、銅鉱山および鉱石の採掘場所によって、ヒ素 (Arsenic, As) やアンチモン (Antimony, Sb) 等の不純物の品位が増加する傾向にある。鉱石生産や製錬工程等の後処理を考慮すると、これらの不純物を分離除去することが必要とされている。本研究では、AsおよびSbを含有する砒四面銅鉱 (Tennantite,Cu12As4S13)/安四面銅鉱 (Tetrahedrite, ((Cu,Fe)12Sb4S13) を対象に、N2雰囲気下および大気中での加熱焙焼におけるAsとSbの揮発分離の挙動を調査した。具体的には、焙焼温度や焙焼時間の影響を調べるとともに、鉱物相の組成変化と銅の回収の可能性についても併せて調査した。N2雰囲気下では700℃ 、60 min で焙焼することにより95% 以上のAsを揮発分離できたが、Sbの揮発率は8.5% に留まった。焙焼温度を1200℃ まで上昇させると、Sbの揮発率は向上し、60 min では97% に達した。一方、揮発残渣中のCuはCu2SまたはCuSとして残留した。本焙焼条件より得られた揮発残渣中のAsおよびSbは0.5 mass% 以下まで除去されるなど、低ヒ素・低アンチモン銅鉱石の回収の可能性が示唆された。

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