11:00 〜 11:15
[3105] 金リサイクルプロセスとCu-Au合金の溶解特性調査
司会: 谷ノ内 勇樹 (東京大学)
キーワード:貴金属リサイクル, 電気化学
著者らのグループは水溶液中におけるZn-PGM 合金の溶解特性をチャネルフロー二重電極法(CFDE)により調査し,Zn との合金化によって PGM の溶解が容易となることを示してきた.今回,Cu をコレクターメタルとして貴金属を濃縮する乾式リサイクルプロセスについて,分離・精製工程で重要となる Cu-貴金属合金の溶解挙動を調査した.CFDEによるCu-Au 合金の溶解特性を調査した結果,塩酸中で Cu-Au 合金をアノード溶解し,溶出した Au を下流の電極で検出した.Cu-Au 合金の挙動を純 Au と比較し,Cu との合金化は Zn と同様に Au の溶解を促進することがわかった.本測定手法においては Cu が溶解する際の価数を推察することも可能である.溶解挙動の合金組成や電位依存性について得られた知見は,Cuをコレクターメタルとして濃縮された貴金属の分離工程を最適化する際に有用であると考える.
講演PDFファイルダウンロードパスワード認証
講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。
現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)
[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください