9:25 AM - 9:50 AM
[3102] Theremodynamic study of Bessi ore roasting in the Edo era
司会:久間英樹(松江高専)
Keywords:別子, 焙焼, 銅, 江戸時代
住友家によって経営された別子銅山は18世紀の前半世界最大の生産量であった。当時の原料は硫化鉱であり17世紀には酸化製錬法が確立されていた。江戸期の製錬プロセスについての熱力学的な解析例は少なく、当時の正確な製錬条件や原料・中間物の品位や物量バランスはあいまいな部分が多い。このたび、別子銅山で江戸時代に操業されていた地域の鉱石サンプル、これを原料として得られた床尻銅、製品銅など、由来の明確な製錬遺物を分析し、その結果に基づいて江戸期の製錬プロセスを定量的に説明することを試みている。今回は焙焼工程における解析を実施し、史料にある当時の長期間焙焼の妥当性が熱力学的に裏付けられるという結果を得た。
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