MMIJ 2015,Matsuyama

Presentation information

企画講演

鉱業史

Thu. Sep 10, 2015 9:00 AM - 11:45 AM 第1会場 (EL21)

司会:久間英樹(松江高専), 中西哲也(九州大学)

10:30 AM - 10:55 AM

[3104] A Quantitative Analysis for the Flue based on Hand-held X-Ray Fluorescence Analyser and 3D Laser Scanning

久間英樹1, 井澤英二2, 福岡久雄3, 森内敦史1 (1.国立高等専門学校機構 松江工業高等専門学校, 2.鉱業史研究会, 3.東京電機大学)

司会:中西哲也(九州大学)

Keywords:煙道, ハンドヘルド蛍光X線分析装置, 3次元レーザ測定

銅製錬では発生する亜硫酸ガスが大きな問題である。明治時代初期の煙害対策は、煙突をできるだけ低くして、途中で空気と混ぜて薄めてから排出するというのが主流であった。このため山の尾根伝いに煙道を設置して煙道とつながっている山頂付近の煙突や煙道の途中に開けた穴から煙を排出した。現在これら煙道は全国数ケ所に一部が現存している。中でも島根県久喜銀銅山、兵庫県多田銀銅山、山口県長登銅山は、「山陰の鉱山王」と呼ばれた堀家が製作したものである。これら3つの内部構造は、これまで下部が石垣で上部がレンガをアーチ状に組んだ構造となっていることは確認されていた。今回内部のレンガ表面や石垣表面をハンドヘルド蛍光X線分析装置で分析したので報告する。この結果レンガの表面には製作初期には漆喰が塗られていたことを示唆する定量データが得られた。また内部の構造を詳細に調査するために3次元レーザ測定もおこなった。この結果3つの煙道のアーチ部分形状に違いがあることを確認した。


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