MMIJ 2015,Matsuyama

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企画講演

YARO13 温度-熱く研究,クールに考察-

Thu. Sep 10, 2015 1:00 PM - 2:20 PM 第4会場 (EL24)

司会:奈良禎太(鳥取大学), 陳友晴(京都大学), 佐藤晃(熊本大学)

1:00 PM - 1:20 PM

[3409] The importance of temperature controll during permeability test for measuring hydraulic constants of rocks

加藤昌治1, 奈良禎太2, 河野勝宣2, 福田大祐1, 佐藤稔紀3, 佐藤努1, 高橋学4 (1.国立大学法人北海道大学大学院工学研究院, 2.国立大学法人鳥取大学大学院工学研究科, 3.国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 4.国立研究開発法人産業技術総合研究所)

司会:佐藤晃(熊本大学)

Keywords:岩石, 透水試験, 透水係数, 温度変化, 熱膨張

透水試験中の温度変化が実験データに悪い影響を及ぼすことは知られている.そこで本研究では,透水試験装置の置かれた断熱室の室内温度を強制的に変化させ,それに伴い取得される間隙圧や封圧のデータにどのくらい影響が出るのかを実験的に確かめた.できるだけ温度は単調な変化とし,それが封圧や間隙水圧に与える影響を観察し,それらの相関を明確に示すように努めた.その結果,供試体の上流側と下流側に接続されている貯留槽の圧力差は,配管や継手の容積を含めた貯留槽容積が上流側と下流側で異なることや周囲の温度が変化したときに貯留槽や配管への熱伝達が上流側と下流側で異なることなどに起因して,温度変化が起きたときにそれに敏感に反応して変化していることが観察された.透水試験においては,大きな温度の変動はもちろんのこと,微小な温度変化でさえ,実験データに影響を及ぼすことが確認された.そして,比較的短時間で実施可能なトランジェントパルス試験でさえも,花崗岩を供試体とした場合,温度変化があれば精度の低い結果となることが示された.


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