MMIJ 2015,Matsuyama

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企画講演

坑廃水の水量低減・水質改善技術開発の展開

Thu. Sep 10, 2015 9:00 AM - 2:00 PM 第6会場 (EL32)

10:10 AM - 10:30 AM

[3605] Study on a design of plug materials with waste from disused mine (part2)

清田正人1, 小島利広1, 山縣三郎1, 神谷雄三1 (1.三菱マテリアル株式会社)

司会:迫田昌敏(JOGMEC)

Keywords:坑廃水, 充填材料, 重回帰モデル, 非鉄スラグ

休廃止鉱山において、坑内空間を埋め戻すことで坑内水量を減少させると共に、地下に浸透した雨水と鉱石等との接触を減らすことにより水質を改善し、併せて坑内空間の安定化および坑廃水処理事業コストの低減を目論んでいる。充填材料の製造では、抗廃水処理で発生する中和殿物や土壌など現地で調達可能な材料が利用される。一方で、充填材料には施工性や遮水性および安定性など具備すべき性能もあり、様々な鉱山で事業を行うには、事業実施場所で調達可能な材料を用いた充填材料の合理的な設計手法が求められる。
前報では、中和殿物-セメント-土壌-水の4成分系において、混練後の流動性を予測する手法の検討結果を報告した。本報では、増量材として非鉄スラグを使用し、配合条件と流動性、材料分離抵抗性、強度、遮水性および重金属の溶出との関係を調査した。前報と同様に単位水量を目的変数とし、流動性、液性限界時の水量および粗粒子量を説明変数とした重回帰モデルのあてはまりの良さを確認した。さらに、得られた流動性予測式を用いて、性能規定を満足する充填材料の配合設計が可能であることを示し、配合設計法を確立した。


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